2011年の静岡遠征第二弾

6月の静岡遠征では、初日に「ふじあざみライン」、二日目に「富士山スカイライン」、四日目に「富士スバルライン」を予定していましたが、「大雨警報発動」により富士山スカイラインを諦めました。今夏中に「富士山スカイライン」を上り「富士山ヒルクライム3本」を完結させたいものです。

そこで7月の3連休で再び遠征しようかと天気予報を見ながらギリギリになって宿を確保しようとしたら、なんと宿の確保ができず、あえなく断念。そこで2週間前に予定を決めて、富士山スカイラインと安部峠とのセットで走る場合に最適な富士宮市の宿を確保。

ところが、なんということか台風の影響で「安部峠」は通行止め。さらに長期予報がコロコロ変わり、間近になって天気予報が「雨」になってしまった。今回はギリギリになってから中止にしようと決めていたことが裏目に出て、宿のキャンセル料が発生してしまう。

「富士山スカイライン」を普通に上るだけでは面白くないため、海面タッチから標高差2400mのヒルクライムをすることにしていたため、宿の場所が富士宮ということもあり、初日の「富士山スカイライン」を変更することができません。

さらに天候がどうなるのか分からないため、二日目の走行ルートを決定することができない状態で当日の朝になり、とりあえずはJR新富士駅まで新幹線輪行。

7月30日

新幹線の車内であれこれ走行ルートを検討してみても、結局のところ二日目の天気次第。もし二日目が「晴れ」ならば沼津から西伊豆方面へ行き、フェリーで清水へというコースが楽しめるのですが…。「小雨」なら国道一号線をひたすら西へ西へと走り、雨が本降りになった時点で輪行。

初日の天気は、予報によると午後から「雨」となっていましたが、多少の雨ならなんとかなると開き直って「富士山スカイライン」を上り続けますが、正午頃から雨がポツリポツリと降り出し、後半パート突入時点で本降り状態。さらに上り続けると雨雲の中を走っているのか、まさに“豪雨”です。雷も鳴り続けていて通常なら“リタイア”するのでしょうが、「またか!」という雰囲気。なぜか「富士山スカイラインを上る」という日になると天候が荒れます。相性が悪いのでしょうか。ここでリタイアして三度訪問しても晴れる保証は全くありません。ならば豪雨だろうが上ってしまえ。

リタイアしたい気持ちをなんとか支えるかのように、親切にも「あと5km」「あと4km」「あと3km」という看板がゴールまでの距離を教えてくれます。シャワー状態の雨だろうが、道路が川のようになっていようが「なーんだあと3kmか」と思えば上り続ける気力が沸いてきます。

ということで、気合と根性で「富士山スカイライン」の登頂完了。

獲得標高2400mオーバーのロングライドには慣れていたので、「富士山スカイライン」も楽勝かと気軽に考えていましたが、600m×4回と2400m×1回は全く違いました。1200mを超えた頃からトルクがなくなり、いつもより一段軽いギアが必要になり、全体の半分くらいはインナーローを使用。上り続けるというのは本当の“持久筋”が必要です。

エッジ500の測定データによると、「登山口の交差点」から「水ヶ塚駐車場」までが距離22.8kmで獲得標高1281mのヒルクライム、「水ヶ塚駐車場」から「五合目」までが距離15.6kmで獲得標高922mのヒルクライムとなっていました。

さて、小休憩後、富士宮市内までひたすら下りますが、気温が12℃ですからものすごく寒い。さらに豪雨のためブレーキングが大変。アルテグラのブレーキだからこそ事故を起こさずに麓まで下ることができたのかもしれません。もし安物ブレーキなら減速すらできないかも。

宿で洗濯をしながらコンビニ弁当を食べましたが、単独だと外食という気分にはどうしてもなれませんね。

さてさて、二日目はどうしようかと天気予報をなんども確認。降水確率50%では伊豆方面に行っても楽しくないので、ひたすら西へ向かって走りますか。

7月31日

「天気予報は当たるのか?」と疑いたくなる空模様。たしかに朝方までは雨が降っていたようですが、これから本当に降るのか怪しい。

由比までは峠越えのルートを走り、そこからは国道一号線をひたすら走ります。途中で自転車通行禁止の区間がいくつも現れて結構めんどくさい。自転車通行可でも車の速度が全般的に速い区間になると「ブロンプトンならここは走らないなぁ」と思いますが、ロードなら気合を入れて走り続けることが可能。気合を入れて35km/hペースで走り続ければ怖さも減ります。バイパスに車が流れて交通量が少なくなれば28~30km/h程度でマイペース。

そんなこんなで走り続けていても、いっこうに「雨」になる気配なし。とにかく蒸し暑くてたまりません。平坦区間を走っていても汗が流れ続けます。

結局、「とりあえずここまで行こう」と決めていた弁天島に到着したのが午後3時過ぎ。そこから2時間もあれば豊橋までは行けますが、平野部を走るのに飽き飽きしていて「走るための理由」が見つかりません。ということで弁天島から三河安城まで輪行。午後6時前には帰宅。

「安部峠」を取りこぼしたことは今後のスケジュール決めの難題になりそうです。次回の静岡遠征は伊豆エリアを予定。


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