4日間の夏休みは自転車三昧

勤務先には“お盆休み”というものは無いため、各自で適当に“有給”を取得してそれなりに“夏休み”としています。今年は土曜日、日曜日だけの普通の週末休みのつもりでしたが、天気予報によるとしばらく晴天続きとなりそう。ということで急きょ“4連休”にして自転車三昧の夏休みを楽しむことにしました。

※4日間の走行レポートは後日作成します

8月13日

当初は「ロングライド」と「観光ポタ」と2連投のみで終わる予定だったため、連休初日は「山間地ロングライド」を組み込み、チームめばるーずの皆さんと三河の山奥を走る「4箇所のダムを巡る“まったり”サイクリング」という企画を立てました。

ルートマップ : まったりと三河のダム巡り

メインイベントのヒルクライムの完了後に昼食タイム。ところがなんと突然の豪雨です。「あーやっぱりなぁ」と思ったものの食べ終わる頃には雨もやみ、みどり湖の景色を見ながらのんびりとサイクリング。ここまでは全て順調でした…

ところが「みどり湖」から南下する道路がアドベンチャーワールドになっていて大幅にタイムロス。その後にもちょっとしたトラブルなどがあり、さらにタイムロス。予定より1時間以上も進行が遅れたため、4箇所目のダムをパスとなりました。

今日は“まったり走行”ですから、平坦区間での心拍数は140、上りで150、下りで120くらいでお願いしていましたが、チームめばるーず列車に乗ってしまうと平坦区間で150、少し遅れてしまうと160まで高まってしまいました。ぜんぜん“まったり”ではありません。鳳来から新城の間で疲れ切ってしまい、新城から先は列車を追う気力すらなくなり単独走。このまま見捨てて貰いたかったところですが、列車は待ってくれている。その後は若干速度は遅めになってくれましたが、それでもいっぱいいっぱいの状態で、国道一号で列車とお別れした時には「ようやく解放された」とさっそくコンビニで休憩タイム。

国道一号を心拍数130前後で“まったり”と走り続け、予定より30分遅れで帰宅。初日から激疲れです。このことで3日目と4日目の予定を大幅に変更することになります。

8月14日

毎年なぜか「大垣の向日葵を見に行く」と決めると必ず“豪雨”になりますが、今年は“晴れ”です。

今日はシャカシャカ走る日ではなく、ブロンプトンで“観光ポタ”を楽しむため、走行距離をいかに減らすのかがポイント。往路はJR大垣駅まで輪行して、大垣の向日葵を見てから、垂井の雨宮大社を参拝、そして養老の滝に立ち寄り、そのまま南下してJR長島駅から輪行で帰ります。

ルートマップ : 大垣のヒマワリと養老の滝

期待していた向日葵でしたが、今年の開花は遅れているようで、広大な向日葵畑の南エリアの一部だけ満開状態で、メインのエリアは殆ど咲いていません。見ごろは10日以上先になるかもしれません。

「養老の滝」に向かう狭い道路は良い感じの“ヒルクライム”コースになっています。ただし、観光シーズンは狭い道路を一般車両が数多く走ってくるので精神的に疲れそうです。昨日の疲労が無ければ、このコースをブロンプトンで気合で上ってみるところですが、上り始めて「やーめた」とすぐに諦めました。ここでさらに筋力を使ってしまっては明日からの遠征に支障がでます。ということで頂上の駐車場までひたすらハイキング。

養老から長島まで強い向かい風となっていて、ムリせずに時速18~20kmで走ることになりましたが、予定外の体力消耗となりました。

8月15日

飯田市内に宿を確保してあるため、二日間のコース設定としては大きくわけて3パターン。

・完全自走
自宅から完全自走で飯田市へ向かい、飯田の峠4つを上ってから宿へ。翌日は南下して「兵越峠」を上り「青崩峠」をハイキングしてから設楽町経由で自宅を目指す

・輪行
中津川まで輪行して、馬籠峠、大平峠、飯田峠を上り宿へ。翌日は「兵越峠」を上り「青崩峠」をハイキングしてから天竜川沿いを南下して浜松から輪行で帰宅

・車で移動
飯田市まで車で移動して、ぐるっと回るコースを2つ。初日は元善光寺を起点に小渋ダム、地蔵峠、しらびそ峠、赤石峠を走る。二日目は飯田の4峠(横川峠、清内路峠、大平峠、飯田峠)を上る。

4連投初日の疲れが無ければ「完全自走」を頑張ってみるつもりでしたが、とてもムリな状態。「輪行」の場合は4峠のうち「横川峠」と「清内路峠」を走れないため“残された宿題”になってしまいます。さらに宿泊セットに加えて輪行セットという荷物が増えるため、峠巡りはツライ…

ということで、あくまでも「上ること」が目的ですので、飯田まで車で移動するパターンに決定。(決めたのは前日の夜遅く)

5時出発で高速を走らせ飯田に到着。

ルートマップ : しらびそ峠と赤石峠

やはり疲れが溜まっているのか心拍数が全く高まりませんでした。序盤は110~120程度、地蔵峠への上りでも120~130程度です。しらびそ峠への上りでようやく140を超える程度。このことで、さらに疲れるということはないのですが、回復することもありません。ただただ坦々と上り続けるのみでした。

昨年は南側から上った「しらびそ峠」、今年は北側から上ってみましたが、激坂が無いとはいえ、小渋ダムからは非常に遠いです。

8月16日

天竜峡の少し南にある道の駅を起点にぐるっと走りますが、ここを起点にした理由は、「高速の渋滞」が予想されるためです。お盆の帰省ラッシュに巻き込まれたくないため、復路は一般道で帰ります。

ルートマップ : 飯田市のぐるっと峠巡り

横川峠、清内路峠、大平峠、飯田峠の4点セットの峠巡りは走りごたえ十分にあります。飯田市在住のロード乗りのホームコースかもしれませんね。大平峠と飯田峠では数人のロード乗りとすれ違いましたが、このコースを定期的に走っているのなら強くなれること間違いなし。

午後3時30分ごろ、自宅目指して車を走らせましたが、いちおう“下見”を兼ねています。やはり車が走りやすい道路は自転車で走る気にはなりませんね。単なる移動のための走行は苦痛になります。交通量が多いし蒸し暑い中、国道151号を十数人のロード乗りが走っていましたが、とても楽しそうには見えませんでした。

車が30km/h程度でしか走れないような山岳道路を自転車で走るのはとても楽しいです。「横川峠」は激坂でしたが、車は殆ど走ってこない(走る必要がない)ため、激坂と闘う場として適しています。大平峠と飯田峠は「大平峠県民の森キャンプ場」を利用する車だけが走っているため、絶対数としては少ないです。木陰の中を走る山岳道路ですので、気持ちよく上ることができるのも嬉しい。

移動のために幹線道路を走るようなロングライドは自分には合っていないと、改めて感じた二日間でした。走行距離は短くても気持ちよく走ることができるコースがサイクリングには適しています。

午後6時20分ごろに帰宅。片づけを終ったころに、いきなりドシャ降りになってきた。今年は天気に恵まれた夏休みでした。


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