ついにマジック49が点灯した。もちろん阪神タイガースのことである。
今年の阪神は強い。いや強すぎる。それも異様なくらいに強い。今年のセリーグは序盤からずっと、ブッちぎりの首位、ダントツの最下位、どんぐりの背比べの2~5位である。阪神ファンはさぞや毎日がお祭り騒ぎで、その他のチームのファンはイライラする日々が続いていることであろう。これほど勝敗の差がありすぎると何か裏があるのでは勘ぐってしまう。
長引く不況の影響をモロに喰らった関西地区の経済は壊滅状態にあり、失業者続出で暗い話ばかりのようだ。そんな中、阪神の快進撃のお陰で、繁華街は常にお祭り状態、サービス産業は大繁盛していることでしょう。景気の基本は金を回すことですから、阪神フィーバーに浮かれた阪神ファンが金をガンガン使うことで関西地区の景気は少しはよくなるのかもしれません。
しかし、「金は天下の回りモノ」といっても、それが阪神ファンの方々の収入に反映するのかといえば怪しいものです。くれぐれも散財しないように気をつけましょう。
関西地区の景気を良くするために「阪神を優勝させる」というシナリオが最初からあったのではないのかと疑いたくなる今年のセリーグ。談合すればそんなことは容易いこと。そのようなことは決してないと思いたいものです。
このペースで阪神が勝ち続けるとどうなるか。答えは一つ「野球を観るのは阪神ファンだけ」。この結果どうなるのかは目に見えていますので、プロ野球に関係して商売している方々は阪神にもう少し遠慮して欲しいと思い始めているのでは?
こうなったらパリーグも近鉄に優勝してもらい、関西地区で日本一を競ってもらいましょう。そうすれば年内いっぱいは関西地区も明るいことでしょう。