2014年9月22日
「しまなみ海道」「とびしま海道」については日本一周ルートに組み込んで走破済みです。機会があれば「さざなみ海道」も走っておきたいと考えていたため、今回の遠征で走ってみることにしました。
遠征四日目
吉浦 7:12→7:54 仁方
今朝は「とびしま海道」と「さざなみ海道」の接続ポイントの最寄駅まで列車移動ですが、地図で見る限り大した距離ではない区間にも関わらず、所要時間が42分になっています。なぜなのかは実際に乗車してみて分かったことですが、全ては通勤・通学のための列車ということです。
7時59分、辺ぴな仁方駅に到着。自走でも良かったのですが、呉市周辺に良い印象が残っていないため、ワープしました。
遠くに見えるのが「とびしま海道」の「安芸灘大橋」です。仁方駅から東に向かえば、結果的に「しまなみ海道」「とびしま海道」「さざなみ海道」というトライアングル海道を制覇したことになるのです。
しかし、国道185号を「さざなみ海道」と呼ぶのは、はっきり言って詐欺みたいなものです。海を見ながら走ることができる区間は非常に少なく、大型車の往来が非常に多く、とにかく走り辛いです。
非常にストレスを感じながら「竹原」に到着。朝の連ドラ「マッサン」の舞台「竹原」であります。この遠征の時は放送前で、実は「マッサン」のことは何も知らずに訪れたのです。
もうひとつ聖地巡礼ネタで「たまゆら」。いかにも聖地巡礼をしているという自転車3人組を見かけましたが、あえてスルーしました。「たまゆら」のことを話題にされてもさっぱり分からないから。
道の駅を覗いてみると「マッサン」の「竹鶴」の特設コーナーがありました。放送が始まればもっとボリュームアップするかもしれませんね。
こちらは「たまゆら」の常設コーナー。
ここで聖地巡礼パンフレットを入手。といっても作品を知らないので、町並み散策のガイドマップとして使わさせてもらいます。
聖地巡礼ならこちらが参考になります。
→ 竹原市 | 舞台訪問コース
竹原市の公式サイトが「たまゆら」聖地巡礼マップを用意しているということは、他の市とは力の入れようが違いますね。
初代郵便局跡
“いかにも観光地”という雰囲気はせず、静かな町並みが続きます。マッサンの放送が始まると観光客が押しかけてきて、騒がしくなるかもしれませんが。
濃密な感じがする町並みですので、自転車をゆっくり走らせても速度が速すぎます。竹原は徒歩でゆっくり周るべきかもしれません。
「たまゆら」は大切に扱われていますね。
酒造交流館
「たまゆら」に出てくる喫茶店らしいです。
「たまゆら」メニュー。聖地巡礼の人たちの立ち寄りポイントになっていそうです。
さて「さざなみ海道」の続きを走りますか。
ようやく「海道」らしい雰囲気になりましたが、結局のところ「さざなみ海道」と呼ぶに値する区間は、竹原から三原までの約25kmだけです。
大河ドラマ「軍師官兵衛」で存在感を示した「小早川隆景」。
浮城とも呼ばれた「三原城」。
「三原のうまいもの」といえば「たこ」。今回はタイミングが合わず三原のグルメは無しです。
ずらりと並ぶタコ壺。
14時30分、尾道に到着。駅の観光ガイドで観光マップを入手。
瀬戸内海遠征「岡山~福山~尾道」の時は雨が降っていて短い時間の観光でした。そこで今回の遠征では尾道散策に割り当てる時間を作ることにしたのです。福山の宿まで約25km残っていますが、2時間30分くらいは観光できそうです。
まずは千光寺公園に向かいます。
この辺りにブロンプトンを置いて、後は適当に散策します。尾道をゆっくり散策するのは26年振りでしょうか。
ここにも恋人の聖地がありますが「恋人の広場」と命名されている割には、全くそれっぽい雰囲気がしません。私が居る間に、ここに訪れる人はゼロでした。完全にスルーされているような。
千光寺公園の展望台からの眺め。昔と変わらない景色。
「文学のこみち」を通り、「千光寺」を参拝して、てくてくと麓を目指して歩きます。それにしても階段だらけの町です。
「観光ポスターで紹介された場所」ということで。
あっ失敗。もうちょっと引きで撮らねば。
どこまでもどこまでも続く階段。ここで生活している人は大変です。
怪しいオーラーが漂う電器屋。営業しているのか不明。
この階段は!!
映画「転校生」で主人公の二人が転げ落ちた階段。(御袖天満宮の石段)
ロープウェイに乗って千光寺公園に戻ってきました。
時刻は17時ちょうど。ここからは気合を入れて走り、18時5分ごろに福山の宿に到着。
これにて日本一周補完計画の広島編は完了です。