九州遠征エピローグ「関門海峡まったり観光編」

遠征最終日は走行距離を控えめにして、九州と本州の狭間の「関門海峡(門司港、下関、長府、巌流島)」を“のんびり”“まったり”と観光ポタリングをします。

遠征4日目の走行ルート

20121028九州遠征「小倉~下関」 41.6km+211m

過去の遠征の中では最も走行距離が短い約40km、実質2時間30分程度の走行時間となり、殆どを観光時間に割り当てるルート設定となっています。

今日は急ぐ必要がないため、8時40分頃に宿をスタート。


九州上陸編で少しだけ立ち寄った「小倉城」ですが、改めてじっくりと見たかったため再び立ち寄ってみました。ここの城もやはり間近で見るよりも少し離れたところから眺めたほうが良い感じがしますね。どうやら城に何らかの風格を感じるのは「石垣」の存在のような気がします。


小倉城のお隣の「八坂神社」を参拝した後は、城の外堀をぐるっと回ってみますが、天守閣よりも外堀の方が歴史を感じて良い感じがしますね。


改修工事に入った「門司港駅」に立ち寄ってみます。門司港周辺は大正時代の面影を感じられて、二度目の訪問でもなんだかワクワクします。「古いものを後世に残していく」というのも日本らしさなのかもしれませんね。


本日の序盤のメインイベントは「九州鉄道記念館」です。私は「鉄道ファン」というわけではありませんが「SL」は好きです。


「家族全員が鉄道ファン」という感じのファミリーのテンションが妙に高くて、それが羨ましかったりします。家族共通の趣味があるというのも楽しいでしょうね。写真は「キハ07」。


「旧九州手地同本社屋」には懐かしの鉄道アイテムがたくさん展示されています。シニアさんたちが真剣に展示物を見ていたのが印象的。「何もかも皆懐かしい」という感じなのでしょうか。


門司港駅から関門トンネルまでの区間は、九州上陸の時にカレーパンマンさんに案内して頂いたルートを走ります。あれに見えるが「関門橋」ですが、もちろん自転車は通行できません。「関門橋」が見えてくると「あ~もうすぐ九州ともお別れなのか~」と寂しさも感じます。


「サラバ九州!!良き思い出をありがとう。see you!」という感じで。この県境でカレーパンマンさんに捕獲されたのも良き思い出になっています。


そろそろ佳境に入った大河ドラマ「平清盛」は壇ノ浦の戦いまでドラマのストーリーに含めるのか分かりませんが、「壇ノ浦古戦場」の源義経「八艘(はっそう)飛び」と平知盛像「碇潜(いかりかづき)」の像。ちなみに、ここには源平合戦の紙芝居をやっている人がいましたが、誰も見てくれる人はいないようでとっても暇そうでした。


大河ドラマで義経の八艘飛びをやって欲しいものです。


長府の町に向う途中にある「串崎城(関見台公園)」に立ち寄ってみました。ここからの景色を楽しみにしていましたが、関門橋の方角にはホテルが建っているため、せっかくの景色が台無しです。正面に見えるは全長25mのシロナガスクジラをモデルとして作成された「くじら館」。平成12年に閉館され、現在は中に入ることができないようです。解体もせずに保管されているようですが、わざわざ見に来る人も非常に少ないような。


長府の町並みを見ながらブラブラします。写真は城下町の面影を残す「古江小路(ふるえしょうじ)」。


写真は「菅家長屋門(かんけながやもん)」。「長府藩初代藩主毛利秀元により、京都から招かれた侍医兼侍講職を務めた格式のある家柄であった菅家の長屋門です。」とのこと。


時刻は既に12時40分。朝食が少なかったので腹ペコです(バイキングなのにたくさん食べることができなかった)。ガイドブックに掲載されていた「維新ダイニング 十楽」で下関市の郷土料理「瓦そば(セットで1470円)」をいただきました。この蕎麦はお世辞抜きで美味いですよ。


そして食後のデザートは「でせえる三好」でケーキセットで“まったり”タイム。「さつまいものモンブラン」これまた美味い。「至福のひと時」とはまさにこういう感じなのでしょうか。


下関に戻ってみると何やら賑わっていたので、ちょっと立ち寄ってみると、なんと航海中の帆船「日本丸」が下関に4日間だけ寄航していて、ちょうど一般公開日だったようです。ちょっと得した気分。


巌流島に渡る船の乗り場が分からず、下関港国際ターミナルまで行ってしまい、係員さんに乗り場のことを教えてもらい、Uターン。道路沿いに「巌流島行き船乗り場はこちら」というような案内板があるかと思ったのが失敗の元でした。しものせき水族館の少し北側に乗り場があり。


やってきました「巌流島」。ここに来るために「九州遠征エピローグ」を設定したようなものですので、妙にテンションアップ。


有名な「宮本武蔵と佐々木小次郎の像」。他に何もないやというのは分かっていることで、ともかく「巌流島に行ったことがある」そのものが重要。「○○に行ったことがある。○○を実際に見たことがある。」というのは価値あることです。


最後は上手いこと帳尻合わせができて、15時48分、下関駅に到着。


そして16時31分の「さくら560号」に乗車して家路に着きました。

kantaさん、3日間ありがとうございました。お陰さまで楽しい自転車旅になりました。

交通費 33,500円
名鉄 新安城駅 – 中部国際空港駅 1100円
ANA 371 名古屋 – 長崎 (旅割55) 12700円
横瀬西~佐世保 650円+200円
JR 佐賀駅 – 北九州 2300円
JR 下関駅 – 新下関駅 190円
JR 新下関駅 – 三河安城駅 16360円

宿泊費 21,125円



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