子供の頃から「キャンピングカーで気まぐれに旅をしてみたい」と思いつつ、現実にはそれを実現するためには壁をいくつも越える必要があります。最初の壁は「キャンピングカー」そのもので、価格が高いことに加え、巨大すぎるため一般庶民の庭先に置くスペースがありません。これで買い物に行くのも不便すぎるため日常の足としては使えません。完全なるセカンドカーとかサードカーになってしまうことでしょう。
以前、車のイベントで「軽キャン」を見かけて、「これだ!」と思ったものですが、なんと改造費に150万円ほど掛かり、総額300万円オーバーです。庶民感覚としては「軽自動車に300万円はちょっと…」と躊躇します。
1年ほど前からなのか記憶が曖昧ですが、ダイハツの新聞折込チラシの片隅に興味深い車種が掲載されています。詳細は殆ど書かれていませんが、それっぽい写真の下に「アトレーキャンパー 価格1836000円」と書かれています。それを見て依頼、「軽キャン」が200万円以下で買えるなら安いよなぁと物欲が反応していますが、諸事情によりアルテッツァをあと最低3年は乗り続けます。
でも同僚曰く「MTのアルテッツァの中古車価格が高騰しているらしいよ」というのを聞くとなんか動揺します。たしかに、状態が良いRSのZエディションのMTなら希少価値がありますからね。
アトレーキャンパーの情報を検索してもなかなか見つからないのですが、どうも地区限定車のようです。
数少ないネットでの評価は、玄人さんの意見ということもあってか「あの程度なら自分で改造できる」ということのようですが、軽キャン初心者向けの入門車として見れば、「アトレーキャンパー」は即戦力で使えるお買い得な車だと思うのですが…
仮に私がアトレーキャンパーを使うとしたら、自転車を分解せずにそのまま収納するために、後ろのスペースの半分を自転車に割り当てます。半分は寝るスペースとします。そして助手席にブロンプトンを置きます。その他の荷物は適当な隙間に置くとしても、一人分の荷物くらいはどうとでもなります。ビアンキLupoDとブロンプトンの2台あれば、アトレーキャンパーをベースキャンプにして旅先でいろいろと楽しめそうです。「自転車+電車」で一番の問題点は最低限の荷物しか持っていけないことですが、大きな移動には「車」を使えば必要なものは全て持っていくことができます。ベースキャンプ地を決めたらそこからは通常の日帰りツーリングと同じ装備で走ればいい。郊外に車を停めて電車で街に入り、そこからブロンプトンでポタリングするというのもいいかもしれない。
というように、あれもしたいこれもしたいと、したいことは数多くあるのですが、一番大きな壁は「会社勤めをしている間は、気まぐれな長旅などできない」ということでしょうか。