「いつかはジムニー」と思いつつ35年経過

アウトドア用途の「ホンダ・モトラ」で通学していたので、その延長で車を買うならスズキの「ジムニー」が良いなとムック本を毎日眺めながら妄想していました。


2代目の「SJ30型」の外観はいかにも“アウトドア車”という感じがしてワクワクしたものです。

しかし、親父がT自動車勤務で「社割で安くなるのでTの車にしておけ」「Sの軽はすぐ壊れるのでダメだ」という流れで、カローラIIになりました。もちろん愛車1台めから見た目重視で「カローラⅡ SR スポーツパッケージ」 です。

カローラIIで北海道一周、青森の大間崎まで往復、鹿児島の都井岬まで往復とかやっていたので、移動手段は変われど昔から日本中をあちこち出かけたものです。


就職して、92レビンGT-Zに買い替えて、さらに走りまわり、3台めはどれにしようかと検討した時の候補が「JA11型ジムニー」でした。スズキのショップに実車を見にいきシートに座った瞬間に「ちょっと無理」と諦めました。その時は残念ながらファミリーカーが必要だったのです。

カローラII、レビンと乗り継いだこともあって3台めは「トヨタ・カムリZX(SV40) (※エンジンは3S-FE型DOHC)」になりました。バブル期に設計され、バブル崩壊後に発売されたという車種だったこともあり、外観は高級そうだけど外から見ないところは大幅なコストダウンを図っているというお得な車でした。ハイメカツインカムエンジンは低回転トルク重視にセッティングされていて乗りやすかったです。

時は流れ2001年、頭文字Dに影響されて「FR車が欲しい!!」という勢いで車の買い替えの検討に入り、「アルテッツァRS200 Zエディション(SXE10)(※エンジンはDUAL VVT-iの3S-GE型)」を購入。カムリの3S-FEとは違ってアルテッツァの3S-GEはチタンバルブを使った高回転型エンジンだったため“面白い”仕様でした。ただし、走りを楽しむのではなく普通に乗るには疲れる車だと思います。

14年経つとエンジンはまだまだ元気でも足回りにガタがきます。欲しい車が無いので足回りの修理を兼ねてチューニングパーツに交換するのかどうか。自転車遊びに忙しかったこともあって、車を使う機会が激減していたため維持費が安い車に買い替えるというのもありかと方向転換。ただし、「維持費が安い」はあくまでも項目の一つであり、絶対条件は走って“面白い”こと。


このタイミングで「ジムニー」は候補にはなりませんでした。丸みデザインに魅力が無く、それならハスラーで良いのでは思えたからです。あれこれ迷って「デミオXD Touring L Package」にしたわけですが、“普通”と“面白い”が同居する不思議な車です。遠出も通勤も燃費はアルテッツァの2倍走ります。ハイオクから軽油になったことで、燃料費は以前の35~40%程度でしょうか。


存在をすっかり忘れていた「ジムニー」ですが、20年ぶりにフルモデルチェンジされたジムニーには「これは!!」と久しぶりの感覚がありました。丸みがなくなってワイルド感全開の「JB64型ジムニー、JB74型ジムニーシエラ」は素直に「欲しい!!」と思える車です。3年前に発売されていたら何も迷うことなく注文していたのに…

散歩コースにスズキのショップがあり、一番目立つ場所に黄色のジムニーシエラが展示されています。それを見る度に妙にワクワク感がこみ上げてきます。4代目ジムニーも長期間このままなら「次こそジムニー」でしょうか。



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