「CX-3」でプチドライブ

デミオDのユーザーとしては、マツダのチャレンジ精神には「応援したい気持ち」と「勘弁して欲しい気持ち」で複雑です。6年経ってもリコールまではいかなくても、今回はエアコン周りの故障予防処置とかで1泊2日の修理です。

前日になって「代車必要ですか?」って電話が来ましたが、いやいや歩いて帰ることはできませんよ。

で、代車ですが、「CX-3」でした。代車なのに「使った分の燃料は給油してください」だそうです。代車でそう言われたの初めてですが、「給油すれば良いんでしょ」と今までなら自宅との往復にしか使わなかった代車で少しばかりお出かけ。

まずはディーラーを出て100mほどで、妙な違和感というか不安感があります。路面のうねりで車体がゆらゆらと揺れるので大丈夫なんだろうかと思えてきます。

そして、数百メートル進むと、1.5Dとか1.8Dじゃないことは間違いないけど、1.5Gでもない。でも2.0Gなんだろうか。それにしてもトルクが足りないような。少し先の待ち時間が長い交差点で車検証を確認すると2.0Gでした。「これ本当に2000ccなんだろうか?」と思いながら加減速を少し繰り返してみます。(もちろん前後に車はいません)

正直言って、クルマを検討する時の試乗コースなど何の役にも立ちません。デミオDを買った時もセールスに無理言って特別なコースを走らせてもらったものです。

2.0Gの「CX-3」がどんなものなのか把握するには少しばかり山へ向かう必要があります。といっても自宅から十数キロで山の入り口です。

エンジン特性はあくまでも1.5Gと同じ。ただ、排気量アップ分の余裕はありますが、面白みは全くありません。デミオDのあえて設定されているターボラグがATとの相性が良いのか、ATの欠点があまり気になりませんが、2.0Gの「CX-3」はちょっと私には合いません。「ATなんて嫌い!」が復活しそうな違和感です。

上りのコーナーリングでリアが滑っているような感覚もあって、あまり山道は走りたくないなぁという印象。さすがにデミオDのような下りの怖さはありません。

実はこの山道ですが「オーリス1.2T」を真剣に検討している時にセールスに無理言って走ったコースです。その時の「オーリス1.2T」の印象は「欠点が全くなくすべてが平均以上」「ゆえに面白みがない」で「これ買います」とはなりませんでした。といっても、ギリギリまで迷いましたが。

もともとディーゼル専用車として開発した「CX-3」を営業サイド側の都合でガソリンエンジンを積んだことに無理があるような気がします。今なら1.8Dを選択できるので、「CX-3」を買うなら1.8Dの一択かと思います。それと足回りの強化は必須です。

もう一点気になったことはバックモニターが非常に見づらいです。どうにかならないのでしょうか。



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