仕事上ほんの僅かですが間接的に関わっている「脳科学」に関連する書籍を購入しました。
暴走する脳科学 河野哲也(著)
書籍のタイトルが刺激的な「暴走する脳科学」ですから、脳科学ブームだけにタイトルに釣られて買ってしまう人が多いかもしれませんね。私もその中の一人です。さっそく読んでみましたが、書評はするつもりはありませんし、感想も述べたりしません。
あくまでも読んだ印象ですが、つかみの第一章は興味深く読めます。それに続く「脳」と「心」の話は個人的にも以前から興味があったため、ちょっと得した気分でしたが、過去に誰々がいついつこのようなことを言っていたという話で終わり“落としどころ”は全くありませんでした。そして第三章が書籍のサブタイトル「哲学・倫理学からの批判的検討」へ向けての伏線になり、第四章から本題に突入となるわけですが、だんだん退屈になってきました。最終章での問題提起を踏まえて第一章から読んだ方がまだ読みやすいかもしれない。あくまでも書籍のタイトルは釣りです。