「小説 写真甲子園 0.5秒の夏」で映画を補完

結局3点セットだったのか思えた「写真甲子園」
・写真甲子園シャッターガール
・映画 写真甲子園 0.5秒の夏
・小説 写真甲子園 0.5秒の夏

漫画を読んで「写真甲子園」に興味を持って、実写映画「写真甲子園 0.5秒の夏」を観て物足りなさを感じて、小説「写真甲子園 0.5秒の夏」を読んでようやく完了。


小説 写真甲子園 0.5秒の夏

やっつけ仕事に思える「映画 写真甲子園 0.5秒の夏」ですが、実はそうではないのかもと小説を読むことで気が付きます。

細かい仕草や表情で観る側に何かを伝えることができる俳優たちを使っていれば映画を観た感想が違うのかもしれませんが、殆どのメインキャストはそれができません。ゆえにベテラン俳優が妙に浮いた存在になっているわけですが、演出陣がそのことに気が付いていないのかもしれません。要するに全てにおいて実写映画は説明不足なのです。アニメなどだと主人公がぶつぶつと独り言で状況説明したり、あえてナレーションを入れたりしますが、「映画 写真甲子園 0.5秒の夏」にはそれらが一切ありません。ゆえに、主人公たちが黙々と何かやっている姿を遠いところから見ているだけという印象を持つのです。

さらに、主演の二人にある背景すら省略されているため、なぜそうなのか想像すらつかないのです。小説を読みながら映画のシーンが浮かんでくるので、「あれってそういうことだったのか」となります。

よって、小説を先に読んでから映画を観れば、仮に映画がPVレベルの作品でも十分に満足すると思います。



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