「仕事は楽しいかね?」と「暗黒のシステムインテグレーション」

山積みの本を少しずつ読んでいますが、ようやく2冊目を読み終わりました。

「仕事は楽しいかね?」
仕事への取り組み方とか考え方を変える切っ掛けを与えてくれる本です。正攻法を述べている従来のビジネス本とは随分違います。「正攻法」が上手くいかない現代だからこそ、それとは違う発想が必要である。序盤はなんとなく退屈に感じますが、コカコーラやリーバイスの誕生秘話が出てくる中盤あたりから非常に面白くなります。退屈な日々をなんとなく過ごしている「サラリーマン」にお勧め。

「暗黒のシステムインテグレーション―コンピュータ文化の夜明けのために―」
IT業界で苦悩する著者の生々しい現実が赤裸々に書かれている「裏事情本」である。月刊誌Windows2000ワールドに連載されているコラムを1冊の本にしたものである。数年前に執筆された記事も含まれているので、現在とは多少事情が違うケースが出てくる。そこで「追記」という形でフォローされている。私はこの月刊誌をずっと購読しているので、この本に掲載されてものは全て読んでいるが、あらためてまとめて読んでみると「読み物」として非常に面白いことに気が付く。IT業界及び企業のシステム部門の人にお勧め。



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