5日の日記には「ベルトを交換しなければ直らない」と言い張るディラーに対して非常に疑惑を感じる私の言動を書いた。その「キュルキュル音」だが、運命とは分からないものだと感じた結末であった。
ディラーのスタッフの言い分に腹が立っていたので「少し調整したけど直らない」の“少し”が何なのか聞き忘れてディラーを飛び出し、いきなり全開走行をかました。数分後、冷静さを取り戻した私は「キュルキュル音」が消えていることに気がつく。「な~んだ、直ってるジャン」と思うが一時的に直ったようにみせかける「調整」をしたのかもしれないと再び疑い、1週間様子を見ることにした。
そして、今日は「ベルトの交換」の日である。心配はよそに「キュルキュル音」はあれ以来消えている。つまり「少し調整した」ことで直ったのである。電話で直っていることを知らせても良いのだが、この「少し」が何なのか詳しく聞きたくて、とりあえず約束の時間にディラーに行くことにした。
約束の時間の30分前、ディラーから電話が入る。「まだ時間じゃないよなー」と思っていると、「他のお客さんの車のベルトが切れてしまって困っているので、○○さん(私)のために取り寄せたベルトを使いたいのですが…」と慌てた様子で説明してくれる。
なんという運命のいたずら。ディラーの言い分で取り寄せたベルトが本来なら要らなくなるところだったのに、他の車のベルトが切れて使われることになるとは…
「キュルキュル音」が消えていることを告げ、ベルトを使ってもらうことを了承した。そして「少し調整した」の「少し」ってどこを弄ったのか聞いたが相変わらず「ベルトを少し調整した」としか答えてくれない。まあいいや。どうせ最初に調整した人が未熟で「よけい酷くした」ということなんでしょ。そして 2回目はベテランが対応して本当は「直った」と言いたいところを「ベルトが悪い」としたのでは?