趣味が変わると月刊誌も変わるので、最近は超初心者向けのマネー誌「ダイヤモンドZAi(ザイ)」を買っています。正直言ってあまり参考になりませんが、自分で計算するとなると非常に手間が掛かる“データ”だけを目的に買っているようなものです。
株ゲームを始めて約3か月ですが、ここまでで分かったことは初心者向けのマネー誌に掲載されている銘柄は買ってはダメです。いろいろと自分で発掘してとりあえず売買を繰り返して、自分が「これは!」と感じた銘柄の動きを分析するのが勉強になります。
お勧め銘柄をとりあえず買っている人は、結局のところ損して早い段階で撤退すると思います。もともと株価という数字には興味がなく、優待品とか配当金に価値を見出しているのなら、長期放置もありかもしれません。
初心者向け雑誌には本当のことは書かれていないため、中級レベルの雑誌をまとめ買いしました。
プレジデント 2021年3月5日号
プレジデント 2021年4月2日号
プレジデント 2021年5月16日号
日経平均が4万円に達するのかどうかを話題にすれば雑誌が売れると思っているのか、株を始めた人に期待を持たせて撤退しないような雰囲気を作っています。あくまでも私見ですが、現在も完全なる一攫千金を狙う人たちが集まっている株ゲーム状態の市場では「4万円」などいくわけがありません。それは例の信用取引制度のせいです。株価を操作して上げて下げてを繰り返すことで儲けを出す仕組みだからです。本来の現物取引をしている人たちは、その混乱に巻き込まれて大損するのです。
「投資なんだから長期保有が当たり前。株価の変動を気にする必要はない。配当金貰えばいい。株価はそのうち戻る。」は確かにそうかもしれませんが、ではいったい何十年間も株を保有するのでしょうか。
60歳近くになると自分の寿命のことを考えるようになります。マネー誌の「2000万円で3%配当で年間60万円」というのがありますが、2000万円を20年間分割して使えば年間100万円です。80歳過ぎればどうせ何もできなくなるので、持ち家なら年金だけで十分です。仮に2000万円の株を残して死ぬと相続する人が困りますよ。「死ぬ前に現金にしておいてくれ!」とブチ切れるはずです。極端な話、同居なら20年間掛けて子供に100万円ずつ渡して、その代わりに水道光熱費と食費を子供に出して貰った方が節税になります。
話が大きく脱線しましたが、投資に関しては自分が死んだ後のことも考慮すべきです。
さて、以下が「プレジデント」の記事の目次です。
内容が濃いためぱらぱらとめくった程度ですが、大いに気になった記事がこれです。
2大マネー誌が過去に買い煽った結果の検証です。長期的に見ても「日経マネー」は全くダメで、長期に割り切れば「ザイ」はギリギリ及第点。短期、中期で見ればどちらも無責任すぎる結果になっています。
ということで、私の「初心者向けマネー誌は信用できない」は当たっていたのです。
ちなみに「自分が気に入って買った銘柄は売らずに長期保有が当たり前」を私が最初に買った銘柄で常に検証しています。
売らずに放置していた場合と売買を繰り返した場合の今日までの実績です。
優待品とか配当金を目当てに売らずに放置していたら酷いことになっていました。4月に2回あった大暴落の時も何か方法はないものかと、睡眠障害になりながらもやってきたので、今回の3日連続の暴落でも辛うじてプラスを維持しています。
私は短期決戦が好きですので、1年間でいろいろと経験するために、買って放置とか2か月間様子見という選択肢はありませんでした。