「折れない心」をつくるたった1つの習慣
負のスパイラルから抜け出せる“心のしくみ”とは?「折れやすい」自分をまず知ろう。「つい悩んでしまう」から脱するヒント。「人と比べない」習慣を身につけるetc.―心の中の「へこたれない自分」を呼び覚ますヒント。
目次
1章 心を折っているのは、じつは自分だった?
2章 なぜ折れやすいのか、意外な原因を知ろう
3章 無理にポジティブにならなくていい!
4章 自分の中の「へこたれない心」を呼び覚ます
5章 ちょっとヘコんだときの確実なヒント
6章 立ち直れなさそうな心に効くメニュー
7章「視点」をシフトすれば人間関係に強くなる!
8章 脳のしくみを生かした“高いハードル”の越え方
9章 すぐ折れない心をつくる新しいアプローチ
10章「折れない人」になる言葉の使い方
最近は連続で2時間読み続けるような根気がないので、1冊の本を数日に分けて読むことが多いのですが、この書籍は208ページありますが、文字が大きく隙間も多いので正味1時間程度で読み終えました。
書籍タイトル『「折れない心」をつくるたった1つの習慣』からして「心が折れやすい人」を読み手の対象にしているのかもしれませんが、とにかく小中学生でも理解できるような分かりやすい文章になっているので、読んでいて疲れません。
ただ、この手の書籍を読むのは本当に読んで欲しい人である確率は非常に低いです。たぶん、周囲に「心が折れやすい人」がいて、その扱いに困っている人が「さて、どうしたものか。何か対処法は無いものか」と探している場合の参考書になります。
不健康な人は健康に関する本を読みません。そもそも健康に興味がないから不健康なことをやっているのです。不健康な人に「あーした方がいい。こーした方が良い。それはやめた方が良い」と何度も言っても無駄です。それと同じで「心が折れやすい人」に何かしらの改善策を教えてあげることは、余計なお世話です。接し方を気を付けるしかないのです。
仕事上の部下に「心が折れやすい人」がいた場合、「手に負えない」と匙を投げる前に、この書籍を読んでおくと良いかもしれません。