税金が絡む制度は頻繁に改正されるので情報のアップデートが必要「おとなの週刊現代 2021 vol.5」


「相続」が変わる 週刊現代別冊 おとなの週刊現代 2021 vol.5 生前贈与ルールの変更に備えよ

第1章 来年、相続ルールが変わります
第2章「死後の手続き」 最初の一歩はこう踏み出す
第3章 知らないと損をする手続きのすべて
第4章 夫を、妻を失った後のことを真剣に考える


税金が絡む制度は頻繁に改正されるようですが、ただでさえ複雑な相続に関する制度が改正されるという記事です。


大きく変わりそうな項目は…
贈与税が掛からない範囲でチマチマと生前贈与をしておく「暦年贈与」が使えなくなる。
ジジババが孫のために使う「教育資金、結婚・子育て資金贈与」が縮小される。
現金残すより有利な「生命保険」の非課税枠が縮小される。
不動産の持ち主を明確にするために「相続登記」の期限付き罰則。
不動産の持ち主を行方不明にさせないため「住所変更登記」の期限付き罰則。
いらない土地を放棄できる制度の新設。
不動産一覧を行政が発行可能にする制度の新設。

「どうするのが一番損しない方法なのか」は知っておくべき事柄ですので、常に情報のアップデートが必要です。

ページ数の都合なのかそれだけで終わりません。

自分の実の親の財産を相続するならまだしも、“遠い親戚”がしゃしゃり出て金を要求する。息子の嫁に財産を渡したくないので放棄を要求する。親の面倒をいっさい見てこなかった兄弟が、親が残した現金がないことを分かった上で取り分を要求する。などなど、相続時のトラブルの事例集のオンパレードで読んでいると腹が立ってきます。


4-2
実は一番怖いのは兄弟姉妹、義父義母、姪っ子甥っ子、叔父叔母、いとこ
親戚に財産を奪われないための
「死後の手続き」と「事前の準備」

付き合いが全くなかった遠い親戚が「権利がある」というだけで、金を要求するという話はドラマの世界だけではないようです。相続トラブルを防ぐためには根本的な法律改正が必要です。「代襲相続」を制限付きにすれば良いかと。「代襲」ではない人たちが生きているならその人たちだけで分配すればいい。子供の財産を親に戻さないようにすれば、「子どもがいない夫婦」の場合のトラブルを無くせます。

うちの親父も金にがめつい兄弟が多くて苦労したようです。



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