書籍「定年後 – 50歳からの生き方、終わり方」

随分前に買った書籍も山積みですが、少しずつ消化させています。「50歳過ぎたら定年後のこともある程度は考えておく必要があるなぁ」と漠然と考えていた時に買った書籍も4年間以上放置していました。4年前は文字だらけの書籍を読むのが苦痛でしたので、200頁超の書籍を読むためにはそれなりに気合が必要でしたが、最近は慣れてきました。

定年後 - 50歳からの生き方、終わり方
定年後 – 50歳からの生き方、終わり方 (著)楠木新

自営業などを除けば誰もがいつか迎える定年。社会と密接に関わってきた人も、組織を離れてしまうと、仕事や仲間を失って孤立しかねない。お金や健康、時間のゆとりだけでは問題は解決しない。家族や地域社会との良好な関係も重要だ。第二の人生をどう充実させたらよいか。シニア社員、定年退職者、地域で活動する人たちへの取材を通じ、定年後に待ち受ける「現実」を明らかにし、真に豊かに生きるためのヒントを提示する。
プロローグ 人生は後半戦が勝負
第1章 全員が合格点
第2章 イキイキした人は2割未満?
第3章 亭主元気で留守がいい
第4章 「黄金の15年」を輝かせるために
第5章 社会とどうつながるか
第6章 居場所を探す
第7章 「死」から逆算してみる

著者本人の体験談を書籍にした場合、あくまでもそれは著者の主観であり、著者特有のことかもしれません。この書籍は、著者の体験談もありますが、著者が50代、60代、70代の数多くの人たちに「定年」前後にどのように考えて行動したのかインタビューしています。もちろん50代の場合は通常の定年前ですので、なぜ定年前にそうしたのかとなります。

40年近く過ごしたサラリーマン人生を終えても、そこから20年以上も人生があります。「50歳辺りから定年後にどう過ごすのか考えておくべきだ」が前提で、あくまでも人それぞれですので、いろんな事例の中から自分に合いそうなヒントを見つける。そのような書籍です。この書籍でも書かれていますが、この手の悩みを抱えるのは男性だけです。女性の場合は「定年になったらどうしよう」という悩みは持たず、仕事以外に家庭や趣味などにリソースを割り振っているため、そこから仕事の枠がなくなっても何も困らないそうです。

ということで、「定年になったらすることがなく毎日無駄な時間を過ごさないためにも50歳になったら仕事以外に何か始めましょう」ということです。仕事以外に始めたことが、定年後にそれが仕事になるのがベストかもしれませんね。



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