ストレス知らずの対話術

出張の移動時間に読むための本を常時10冊以上ストックしているのだが、なぜか先入れ先出しにならない未読の山。

東京出張の往復で、無理なく読みきるのにちょうど良いのが「PHP新書」である。

本屋をぶらぶらして、「とりあえず出張用に買っておくか」とタイトルだけで衝動買いしてしまうのに丁度良い価格。1500円ならパラパラと中身も確認するが、著者が有名人で価格が税込み756円なら「とりあえずストック」というパターン。

ストレス知らずの対話術
ストレス知らずの対話術
PHP新書
齋藤 孝 (著)

この本のタイトルは「ストレス知らずの対話術」ですが、サブタイトルとして「マッピング・コミュニケーション入門」と比較的小さい字で書かれています…。

「伝わらない」「反応がない」「話す機会を与えてもらえない」……コミュニケーションの不調和は、エネルギーの悪循環を生み、多大なストレスを引き起こす。対話上のストレスは、対話力の向上によってしか解消できない!▼本書ではマッピングとこれを支える<三つの力>(ポジショニング力、メモ力、引用力)を提案。お互いの脳ミソを混ぜ合わせるように文脈を外さずお互いの経験を絡めて対話する<技>を伝授する。▼(目次)[序]対話上手はストレス知らず [1]コミュニケーションにおけるストレス――なぜ人といるとストレスがたまるのか [2]マッピングで対話上手になる [3]快感を感じるコミュニケーション ――暗黙知を共有すればするほどストレスは減る [4]コミュニケーションを鍛える<三つの力> [5]マッピング・コミュニケーションを応用する▼初対面、世代差のある人との会話、会議、企画書作り、悩み相談、読書感想……様々な場面で応用が利き、誰もが習得可能な対話術。

第一章「コミュニケーションにおけるストレス」では、何がストレスの原因となっているのかを、身近な例え話で説明してくれているため、とても分かりやすい。

第二章以降は「マッピング・コミュニケーション」とそのバックボーンである「コミュニケーション」の解説です。

“ネタバレ”話は極力しないことにしているため、「マッピング・コミュニケーション」とは何なのかは省略します。

「普段の生活の中での雑談レベルの会話」や「それほど親しくは無い相手との会話」で感じるストレスを解消するヒントが書かれている本というわけではありません。

何かしらの目的をもった会話、つまりは結論を要する会話をいかにストレス無く進めるかを具体的に説明している本です。



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