万人受けするような雑誌を作っても結局売れなければ無駄ですので、「ピンポイントなターゲットをロックオンして確実にその層を釣ってしまう」という戦略はモノが溢れている今の時代に合っているのかもしれません。
私の世代なら思わず「おっ!」となる雑誌をポチッしました。
思わずポチッしてしまうのは私の年齢から5、6歳下までの層でしょうか。
「俺たちの愛したクルマたち」 2018年11月号 【昭和40年男増刊】
私の世代はスーパーカーブームのど真ん中だったわけで、この雑誌のページをめくるたびに懐かしさ全開です。
近所のパチンコ屋の息子が親に買ってもらったのか、パチンコ屋にどうどうと白いフェラーリ512BBが鎮座していて、それを見に子供たちがパチンコ屋に押し掛けたものです。私もカメラを持って即行で見に行きました。
娯楽が少ない時代でしたので、スーパーカーも大ブームになり、子供たちのあこがれの存在になったわけですが、モノが溢れ、娯楽の選択肢も非常に多い現在では、スーパーカーは“超高額な車”にしか見られないのかもしれません。
スーパーカー消しゴムを自分で塗装して、学校でボールペンのノック機構を使ったレースを楽しむという平和な時代でした。