女性の更年期は有名ですが男性にも更年期があり、男性が更年期障害になると深刻な事態になるようです。
最近、精神的にいろいろと辛く感じることが多いため、こちらのページで自己診断チェックしてみました。
→ 男性更年期障害(LOH症候群)チェック
なんと哀しいことに判定結果は[男性更年期障害レベル重度]になってしまいました。
ちょっと心配になってきたため「更年期」のことを少しばかり勉強します。さっそく、Amazonで評判が良さそうな書籍をポチッ。
感情の老化も、動脈硬化も、うつも、すべての老化現象は「男性更年期」から始まる! 「人は感情から老化する」「がまんするから老化する」に続く決定版です。
長年、老年精神医学の現場で研究を続ける著者が、自身が50代を迎えるにあたり、どうすれば“老化の勝ち組”になれるのか、という課題に挑んだ一冊。
男も女も、人間が最も老化する時期が、更年期。この時期の不調は、「うつ」や「内科系の病気」と誤解されがちな症状ですが、放っておくと40代以降の男性のQOLを大きく損なう上、仕事の効率が下がって、今の時代ではリストラ対象にもなりかねない、社会的生命まで危うくするものなのです。
更年期を迎え、著者自身が「私自身のためともいえる、老化予防の書である」と断言する、すべての男性必読の書。
読んだ人だけ、若く明るい老後を迎えることが出来ます!!
目次
第一章 あれもこれも男性更年期
第二章 意欲が湧かなくなった本当の理由とは
第三章 たかがセックス、されどセックス
第四章 「現役」を続けるための食習慣・生活習慣
第五章 男性更年期を乗り切る「頭の使い方」
書籍の内容については和田秀樹氏のインタビュー記事を読めばだいたいのことが分かります。
本を読み進めながら自分が当てはまるのかどうか、ひとつひとつ妄想してみたところ、症状としては似ていますが、なんとなく違うような。
仕事に関しては若いころからひたすら「やりがい」最優先で取り組んできたため、その「やりがい」を感じられなくなり、数年間も悶々と過ごす日々のため、それが大きなストレスになっています。それでも会社の雰囲気が良ければ気持ちの誤魔化しにはなるのですが、プラスになる材料はありません。(※頑張るポイントがありません)
先日読んだ「夫婦脳」に書かれていた「7年サイクル」が仕事にも当てはまっていたようで、偶然にもそのくらいで取り組んできたことが変わりました。
この会社のこの部署でやれることはやりつくした感があるため、4つめが見つからず、だらだらと惰性で来ていたわけです。某事業部の案件が上手くいっていない時期に、そちらに参加したいことを上司に申し出たこともありますが、人事面でいろいろあって「もう少し待って」と延ばし延ばしにされた挙句に上司が移動。
中間管理職の人から前触れもなく某事業部の様子を見てきてくれと言われて、覗きに行ったら「時すでに遅し」状態で、今さら私があれこれ言えばもめるだけ。「時すでに遅し」になっていることを知らされていなかったため、いきなり一悶着あって、もう関わらないことを私が宣言。せめて2年前に関わらせてくれたらなんとかなったのに。中間管理職の人の管理者としての資質の無さに問題があります。
趣味も「7年サイクル」でだいたい変わってきていますが、それでも自転車に関しては今年もあれこれやることを計画していました。しかし、昨年末に親父が亡くなってから、急激にモチベーションが下がっています。(※頑張るポイントがありません)
「相続関係を自力でやってやる」と取り組んで、それもそろそろ終わりです。土地の評価額の計算方法がどうしても分からないため、相続税の申告だけは税理士に依頼します。土地が単純な四角なら簡単ですが、ちょっと複雑な土地だけにどこにも答えが見つかりません。
家の片づけに関しては当面はここまででOKというレベルまで終わっています。ここから先も私のペースで進めようとして妻の逆鱗に触れたため、ほとぼりが冷めるまで中断です。(※頑張るポイントが消えました)
「それじゃ趣味に没頭すれば良いのではないか」と思ったのですが、どうにもこうにも全てにおいて“やる気”が出ません。いったいどうしてしまったんだろうと自分でも分からないため、もしかしたらこれが「更年期障害」なんだろうかと心配になったわけです。
正しい判断なのか分かりませんが、自己診断としては「更年期障害」に該当しません。少しずつ微妙に違うのです。
親父が亡くなってから気が付いたのですが「何かを一生懸命やること」を「心のよりどころ」にしていたような気がして、なぜそうなってしまったのかは『親父の呪縛は解かれない「不幸にする親 人生を奪われる子供」』に関連していると思います。
なんとなく、いろんな“頑張るポイント”が無くなってしまい「もう頑張る必要は無いんだ」と心が折れたような感じです。
10年前に愛犬が急死した時に、「気持ちが落ち着いたらまた飼おうね」と家族で話し合ったのですが、そこにも親父の呪縛があって、なかなかそれが実現しませんでした。
今こそ愛犬という心のよりどころが欲しいものです。
不思議と、母親、父親を亡くした時は涙がでませんでしたが、愛犬を失った時は号泣しました。ゆえに愛犬が心のよりどころになっていたのだと思うのです。
書籍とは全く関係ない話になってしまいましたが、50歳前後で「なんとなく体調が悪いし、やる気も起きない」という人は、更年期のことを勉強してみると良いかもしれません。
この書籍には若さを保つ秘訣も書かれているため、一読の価値は十分にあります。ちなみに勉強する気になった人は更年期障害ではありません。
「更年期障害じゃなければいったい何なんだ」となれば、思い当たる節をひとつひとつ潰していけるかもしれません。仮に解決しなくても「更年期障害かもしれない」と悶々としているよりはマシになります。