家庭の事情で遠征(旅)も自粛モードになっているため、今夏の計画を全く立てることができません。自転車に関しては休日の数時間とジテツウ程度で日帰り遠征すら実行していません。自室と玄関に並んでいる自転車を眺めるたびに「なんだかな~」と悶々とする日々です。
プロ野球中継を観ながら本をぱらぱらと見るという“普通のオッサン”の生活を送っているわけですので、墓参りの帰りに書店に立ち寄ってあれもこれもと大量に購入してきました。自転車でたくさん走っていた時期より健康状態が良いので、これまた「なんだかな~」というわけですが、家庭内が落ち着くまで仕方ありません。
綺麗なおねーさんが表紙の「Tarzan特別編集 足りないヒトの……タンパク質チャージ術!」
忙しい毎日に急かされて、ぱぱっと食事を済ませています、という人は注目! 手軽に食べられるトースト、おにぎり、カップ麺はたしかに便利だけど、それだけだと栄養素は偏りがち。ギクリとしたあなたには、日々の生活にタンパク質が足りていないのかも。タンパク質=プロテインというとマッチョなイメージがあるけど、実はどんな人にも欠かせない存在。モリモリな筋肉や引き締まったボディ以外にも、ハリのある肌、ツヤのある髪、強い骨、しなやか血管、などなど。それら全てを作ってくれるスゴい奴なんです。今回は、そんなタンパク質のパワーを最大限に引き出すチャージ術を特別編集で余すこと無く紹介。女性も男性も、『ターザン』片手にタンパク質をしっかり摂取しましょう!
紹介文を読むと「タンパク質絶対主義」のような内容かと思えますが、糖質制限ダイエットのような浅はかな内容ではありません。
序盤で基礎知識を簡潔に述べています。
「筋肉は1日1.8%ずつ変わり、2か月で完全に生まれ変わる。」だそうです。これをそのまま受け取ると、何かに必要な筋力を得るには最低では2か月のトレーニングが必要で、その逆に2か月間サボると筋力を失うことになります。
2か月間も自転車に乗らなければ、自転車を速く走らせる筋力は退化してしまうということでしょうか。自転車自粛期間は代わりに散歩を日課にしていたため、歩くことには慣れました。では自転車はどうなんだろうと心配しましたが、軽い運動を続けていたことが幸いしたことと、それなりにそれまでの貯金が活かされたようで、筋力の大幅な低下を感じることはありません。ただし、心肺能力が落ちているようで、上り区間に入ると結構シンドイです。
このページに綺麗なおねーさんの写真が要るのか不明ですが、だんだん難しい話になっていきます。
そして理屈を踏まえて実践編に入っていきます。
この書籍の良いところは「タンパク質をたくさん取ればいい」とはなっていないところです。問題点もしっかり書かれているため、「何かをやめて何かをやればいい」という安易なダイエット指導法とは違います。
この書籍にはストレートには書かれていませんが、内容をよく理解すれば、糖質制限ダイエットによる弊害が何なのかきっと分かります。
ということで、食べ過ぎないようにバランスよく食べて、“軽い”運動を“毎日”続けるのが大正解であり、筋肉を鍛えているのなら「タンパク質」を“少しだけ”多めに取りましょうということになります。