続・アルコールが睡眠に与える影響

焼酎を5杯飲むと心拍数が妙に高まって全く眠ることができなくなることは以前から分かっていました。そのこともあってブロンプトンの旅の時は、缶チューハイ2本で打ち止めですが、バス旅行の時などは遠慮なく飲んでしまうため徹夜状態での2日目のバス移動が苦行になります。

ウォーキングを再開してからは部署の飲み会などの2次会には参加せずに、少し遠い駅から1時間ちょっと歩くようにしているため、焼酎1杯で打ち止め。しかし、昨夜の寒波は尋常では無かったため、焼酎3杯まで飲んで自宅の最寄駅からの15分程度の散歩でオシマイ。しかし、たった焼酎3杯でもウォーキングレベルまで負荷を高めることは不可能でした。アルコールと運動の相性は最悪です。

「少量のアルコールは睡眠に良い影響を与える」は定説ですが、アルコールが体に良いわけでは無く、単純にストレスを少し下げる効果があるため、熟睡しやすいだけのことです。アルコール無しでも熟睡できる人は「眠るためのアルコール」の必要性はありません。

さて、中途半端な「焼酎3杯」は睡眠にどれだけ影響を与えたのでしょうか。体感的な熟睡度はアルコール無しの時と大して変わらないように思えますが…


これは3日分の心拍数の推移のグラフです。アルコール無しの睡眠時の心拍数は50bpm前後を推移していますが、「焼酎3杯」の場合は70bpmを超えています。この数値は会社でデスクワークしている時よりも遥かに高いものです。よって、「頭は寝ていても体は起きている」状態になっています。

「アルコールはエンプティカロリーだから太らない」という定説もありますが、単純に寝ている間もカロリーを消費するためです。ただし、消費しきれないほどの量を飲んだ場合は蓄積されますし、焼酎やウイスキーのような蒸留酒は「飲み過ぎない」レベルなら無害ですが、他の酒類は余分なものが含まれるため害があります。(※この辺は日本健康マスター検定の出題範囲でもあります)

話を戻して、アルコールは心拍数を高めてしまうため、「寝た割には疲れが取れない」という人は「アルコール」も一つの原因かもしれません。結論としては「寝るために飲むという発想は誤りです」となります。



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