初めての小笠原諸島の旅「父島ハイキング その3」

オプショナルツアーを一切使わずに「父島をひたすら歩く」と決めたことで、時間に縛られることなく過ごすことができます。

3月19日


フェリー乗り場で入手したマップには参考移動時間が掛かれているため、「ここに立ち寄ろうか」「何時ごろに戻ってくることができるのか」など、ざっくりとした目安を立てることができます。よって、父島を自力で歩き続けるなら、このマップは必須です。


宿の朝食。自転車旅なら全く足りない量ですが、ハイキングレベルならご飯のお替わりすらいらないちょうど良い量です。


昨日同様にバスの時間までに時間があるため、大村海岸周辺を散策します。ちょうど母島へ向かうフェリーが出航しました。7時30分発で9時30分着。折り返しは14時発で16時着ですので、母島滞在時間は正味4時間ほど。母島日帰りだと「とりあえず母島に行ったことがある」という程度になってしまいます。


今日も風が穏やかな晴天日になりそうです。

昨日のリタイアポイント「扇港海岸」までバスで移動。今日は島の東側の道路をひたすら歩いて町まで戻ります。


まずは序盤のハイキングコースを再確認しておきます。というよりは入り口が分かりにくいため、適当に歩き出すとスタート直後で迷子になります。


「小笠原神社」

小笠原諸島を発見したと伝えられる小笠原貞頼を祀った神社で、社殿は返還後に再建。例大祭は、発見した日とされる7月26日で、神輿や人力発見海洋レースなどが行われる。明治政府による開拓初期には、ここ扇浦に役所が置かれた。


「無人島発見之碑」


旧日本軍が構築した「トーチカ」。父島にはこのようなヤギの住処のような洞穴があちこちにあります。


さて、ハイキングスタート!

ですが、それなりに整備されたハイキングコースではありません。「誰かが歩いた跡がある」を頼りに突き進むという感じで、油断すると確実にコースアウトします。ところどころに赤い紐が巻かれているため、しばらく歩き続けてもそれが現れなかったらコースアウトしています。正しいコースでも、結構な距離を置いてから現れるので、非常に不安になります。


そして展望台への登りは登山レベルです。


いっきにここまで標高を稼ぐというハイキングではなくトレッキングです。


コースの後半に入ると、さらに難易度が高まり「もしかしたらコースアウトしているのでは?」と思えるほどどこを歩けば良いのか分かりません。


2か所目の展望台。


酒の瓶があちこちに置かれていますが、こんなところで宴会をする人はいないでしょうから、何か意味があるのでしょう。


ようやくトレッキングコースが終わりました。ここからはこの道が幹になって、各展望台へのコースが枝になります。よって、どこに立ち寄るのかは時間と体力との兼ね合いになります。ただし、ガイド必須のコースには個人で入ることができません。


中央山の山頂。


そして展望台からの眺め。


この時点ではまだまだ余裕があるのですが…


中央山には展望台が2か所あります。北側の展望台から先ほど登った南側の展望台を見ます。北側の展望台には正直言って行く必要は無かったです。


初寝浦展望台に向かう途中にある発電棟の廃墟。ここに入る勇気はありません。


初寝浦展望台からの眺めも絶景です。


ここでお弁当タイム。そして10分ほど横になって休憩。


戦後、米兵に破壊された二宮金次郎像。


どこからか「ウィーンウィーン」と機械音がするため覗いてみると、国立天文台小笠原観測局の天文広域精測望遠鏡が真上を向いていました。


旭平展望台

この辺りで脚に限界を感じ始めていますが、リタイアする手段がありません。若者たちのようにミニバイクで移動しながら、展望台だけハイキングするが大正解かもしれません。島の東側の道路は勾配10%のアップダウンの連続ですので、自転車だとキツイかもしれません。


旭山を登るコースは整備されているため、超初心者でも大丈夫です。


このような絶景を見ずに帰る人が圧倒的多いわけで、もったいないことです。マリンレジャーを楽しみたいのなら、もっと簡単に行ける沖縄エリアで良いと思うのですが…


長崎トンネル手間の「枕状溶岩」。こちらには解説板があります。


絶景ポイントのラストを飾る「長崎展望台」。父島の景色には圧倒されまくりです。船の運賃が高い、片道24時間掛かる、船内は軟禁状態などなど、父島に来るまでが大変ですが、それすら忘れさせられる絶景を見ることができます。


あとは町まで下るだけですが、自転車ならあっという間に下ってしまう区間でも、歩きには下りの恩恵が殆どありません。


最後にこのトンネルを通れば、フェリー乗り場の近くに出ます。


15時30分ごろに宿に戻って、ハイキングお疲れ様。早々と乾杯タイムです。


宿の夕食。


夕食後に大村海岸に行ってみると幻想的な夜景でした。

この日は深夜から土砂降り状態になり、明日はどうなるのか大いに気になりながら爆睡しました。

エピローグ編に続く。


本日のハイキングコース



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