今夜のガイアの夜明けは「職は中国にあり ~第二の生きがい探し~」でした。
中国はアジアの製造業、賃金が安いから日本の企業が製造拠点を中国に移し、安く作り日本で売る。消費者は日本企業の名が付く中国製品を買う。安く買えるからそれでいい。そのような考えではますますデフレスパイラルから抜け出せません。一部の企業が利益を出すために生産拠点を中国に移管しているだけ。そのために日本国内での職が減る。企業は製造部門を切り捨てるのではなく、日本国内で製造しても利益を出す努力をすべき。
という話しは日本国内での事情であって、今夜のガイアの放送内容は中国側のビジネスでした。今の中国の製造業は日本の昭和30年代後半から40年代前半に近いものがあるようです。その時代の日本は国民皆が豊かになろうと頑張っていた時代でもあります。豊かになりすぎ目標がなくなってしまった結果が現代の日本である。いかん、また話しがそれてしまった。えっと、ガイアが伝えたかったのは、日本人が中国で就職したり、会社を作ったりして、チャイニーズドリームを夢見ているとのことてす。
えー中国で働いても賃金安いからどーするの。と思うのは日本を基準に資産を考えるからです。中国に永住するつもりの“仕事ができる人”ならばすぐに金持ちになります。まだまだ“モノ”に関しては乏しい国ですが、あっという間に豊かな国になるでしょう。日本のノウハウを中国に持ちこみビジネスをする。中国の物価からすれば高価だが必要なものは世界中になんでもある。“モノ”そのものがなかった昭和30年代後半の日本とは事情が違う。中国産業の成長のスピードは早い。
しかしですよ。企業の都合で製造拠点を中国に移す。個人の都合で中国で働く(ビジネスを始める)。才能がある人は海外へ行ってしまう。これでは日本そのものは何も良くなりません。