自転車遊びが強制的な休養期間になってしまって、最短でも2か月も自転車に乗ることができません。発症からだと3か月間も自転車に乗れないということになります。皮膚の再生が遅ければ乗れない期間はさらに伸びます。
悶々とした日々を送ると、物欲の対象が自転車以外に移るもので、先日の買い物ついでに本屋で見つけた「XACAR 86&BRZ」は、興味深い記事が多く読み応え満載です。巻末まで読み終えて気が付きましたが、なんとこのムック本は「季刊誌」です。次巻の発売間際だったため、Amazonで予約注文した「008」が届きました。
「86&BRZ」の専門のムック本が通算8号、それだけネタに困らない車種と言うことのようです。「007」に引き続き「008」も読み応えありそうです。「過給機」の特集記事を読むとあれこれ妄想が膨らみます。
今年の7~9月のどこかのタイミングで嫁さんのデミオを買い替える必要があり、どれにしようか検討中です。どうせなら2台まとめて買い替えてしまうかと考えなくてもないのですが、予算的に厳しいのが実情。2台で500万円くらいに収めたいため、予算配分に悩むのです。
まだまだ元気なアルテッツァをもう少し乗るとしても、2年後くらいをめどに買い換える予定です。その時期に発売されるであろう車に期待しているわけですが、まだまだ噂段階であり、「待った甲斐があった」となるのかどうか検討もつきません。
最近の車は無駄に大型化しているため、ほんと、よけいなお世話です。大きければいいというものではありません。“コンパクトFRセダン”のアルテッツァはちょうど良いサイズで、面白い特性をしているため、走らせても楽しいです。性能云々が優れているのではなく、「面白い車」です。低速トルクが細いため、街中を走らるのは苦手な車ですが、そこは長年付き合っていればなんとかなります。そこそこ回転数を高めておけば、アクセルの感覚と加速感が一致する気持ちよさ。トルクバンドに載せて走ると「あ~いいな」とホント思います。
先日、アルテッツァの6か月点検の待ち時間を利用してオーリスを試乗させてもらいました。セールス曰く「1500ccでも走る」ですが、うーんどうなんでしょう。足回りはしっかりしていそうですが、しょせんは1500ccです。トルクが足りません。
試乗したオーリスのエンジンは、今どきのできがいい1500ccエンジンですが、やはり「しょせんは1500ccだな」それに尽きます。しかし、当分は自転車遊びに忙しいため、少し乗る程度なら1500ccでも良いのかもしれないと思えて、とりあえず見積もり書を貰いました。
ところが、点検が終わってアルテッツァを走らせると100m程度で「やっぱりこれだな」と浮気心が消えます。6000~7000rpmまで回す機会はそうあるわけではありませんが、せめて3000~4000rpmでのトルク感は欲しいものです。それも変なトルク感ではなく素直なやつが欲しい。ゆえにハイブリッド車など選択肢にありません。随分前に会社のプリウスに乗る機会があったのですが、正直言って気持ち悪かったです。「こんな車など乗りたくない」が正直な感想。
話を戻して、なぜ今になって「86」を再検討しているのか。
「86」の噂が出ていた時期、セールスには「86が発売されたら買う」と言い続けていて、「86」が発売開始になって即行で近所のネッツ店に見に行きました。しかし、「あかん自転車積めない」「想像していたよりもでかい」と感じたため、その場で「買うのやめた」と即断。
そのうち「86」の派生車種が出るかもしれないと期待して待つことにしましたが、いつまで経ってもその可能性は殆どなく、噂に出てきたのが86より小さいハッチバックのコンパクトFR。これなら使い勝手が良くて走りも楽しそうとワクワクしてきたのですが、1500ccのオーリスを試乗して、そのワクワク感がいっきに冷めました。もしかして、オーリスを少し軽くして、FFがFRになって、価格を抑えるため1500ccのエンジンを少しだけチューンしたやつなんだろうか。なんかショボそうです。マイナーチェンジしたオーリスに積んできた「1.2リッター直4ターボエンジン 8NR-FTS」なら楽しそうですが…
実は「あかん自転車積めない」という第一印象は間違っていたようで、86にロードバイクを積めるようです。スペースが狭いため、苦労するかもしれませんが積めることが分かったので、ひとつめはクリア。
参考:初チャリトレーニング。っていうかトヨタ86に自転車を積むっていうブログ。 | yoshiker
二つめの「想像していたよりもでかい」については、屋外で見るとそれほど大きさを感じませんが、なぜシートに座った瞬間に「でかい!!」って感じたのでしょうか。この件に関しては「XACAR 86&BRZ 008」のドライビングポジションの話題から推測する限り、目線が低くなったことが原因かもしれません。つまり、86は大きいわけではありません。
カタログの数値を比較
アルテッツァRS200
車両重量 1390kg
全長 4400mm
全幅 1725mm
全高 1410mm
ホイールベース 2670mm
最高出力(ネット) 154kW(210PS)/7600rpm
最大トルク(ネット) 216N・m(22.0kgf・m)/6400rpm
86GT
車両重量 1230kg
全長 4240mm
全幅 1775mm
全高 1320mm
ホイールベース 2570mm
最高出力(ネット) 147kW(200PS)/7000rpm
最大トルク(ネット) 205N・m(20.9kgf・m)/6400rpm
見た目の割に86は重いです。これは衝突安全ボディーゆえに仕方ありません。アルテッツァが妙に重い理由も同じです。低速トルクに難があるアルテッツァですが、86はどうなんでしょう。再び「街乗りがつらい」となるのでしょうか。どうしても我慢できなければ「スーパーチャージャー」という選択肢があります。HKSのSCキットは車検対応品で実績も豊富らしいので、工賃込み約60万円でプラス50PSが手に入ります。SCなら92GT-Zの時のようにアクセルを踏んた瞬間のトルク感を楽しめるかもしれません。
しばらくあれこれ妄想する日々が続きますが、自転車遊びに復帰できたら「86」のことを忘れてしまう可能性もあります。