2008冬ドラマが面白い「薔薇のない花屋 第三話」

近所のスーパーで万引きをした省吾をかばい自宅へ連れてくる英治であるが、いくら省吾が雫の同級生だとしても親しい関係でもない他人の子供を何故かばうのか。担任の小野優貴は勝手なことをした英治に説教するが、これは立場的に当然なことであるが、省吾を切っ掛けに人間ドラマが進む。省吾の件は、英治と優貴の関係が急接近していると周りの人に思わせるために必要なエピソードとなっていて、美桜に嫉妬心を抱かせ、美桜にとっての英治の存在を気づかせる。種明かしをあっさりするかと思えば、あれこれと伏線を張りまくるドラマである。

美桜は父・辰巳との昔話から、ある事を思いつき、英治が自分をどのくらい思っているのか試そうとする美桜の行動。「ノーヒントで渋谷にいる自分を探して」という美桜のお願いに対して真剣にそして必死に応える英治、ドラマとしては必要なシーンかもしれないけど、観ていてちょっとイラっとした。美桜としては思惑通りの展開となったのでしょうが、英治の言動も表情からも何か本心が隠されているような気がした。

謎になっている英治の生い立ちが少しずつ明かされていくことで、英治の本心も明かされていくのかも。



関連エントリー