2008冬ドラマが面白い「エジソンの母 第七話」

教育委員会の織田(森口瑤子)が賢人(清水優哉)の件で匿名の苦情メールが殺到していると小学校に乗り込んできた場面では、もう少し何か発展するエピソードかと思ったが、あっさり「様子を見に来た」ということで終了。

文部フェスティバルで1年2組の出し物を何にするのかクラスで話し合う場面、「赤ずきん」は残酷な物語だからダメだと子供たちに規子(伊東美咲)は話すが、ここもあっさり終了。

第五話で賢人が白いクレヨンで書いた雪の風景を前に、賢人の母・あおい(坂井真紀)は規子と加賀見に引っ越してきた経緯を説明するが、ただそれだけのこと。

“変質者”のエピソードを無理やり組み込んでいたり、生徒たちが自分たちで考えたオリジナルの「赤ずきん」の演劇もなんだかイマイチ。第七話では賢人に発明家の素質があるという印象を視聴者に与えることが目的なのかと思えたが、教育とは何たるかを規子が美浦(谷原章介)に力説する場面では規子の成長具合が見られる…

なるほど、賢人に振り回されながら規子が教育者として成長していく過程を見せるドラマだったのか。

終盤の賢人のセリフ「僕、役に立った? ずっとずっといっしょ? 先生やクラスのみんなといっしょにいられる?」は子供なりに結構考えているものだと、ちょっと考えさせられます。

今話の雑学は『人喰いワニのジレンマ』でした。



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