波乱万丈ありましたが嫁さんの車を契約しました

嫁さんのデミオの走行距離は10万キロを超えていますが、エンジンの調子は良く、ボディも特に問題ありません。車検をもう1度通すのかと思っていたら、今年の春先に「今年は車を買い替える」という予想していなかった宣言があり、私が自転車遊びに膨大な費用を投じていることもあり、抵抗の余地なし。

現時点での嫁さん用の車の積立金は「1575000円」です。ここで「じゃ150万円くらいね」なんていうものなら嵐が吹き荒れそうな雰囲気だったため、「今回は200万円くらい大丈夫だよ」とお茶を濁す。

デミオの6か月点検の時、ちょうどCX-3の発売のタイミングだったため、私も同行してあれこれとマツダの車をチェック。トヨタ車オンリーの自動車歴の私としては新鮮な感じですが、今風のデザインのマツダ車を見た嫁さんはガッガリモード全開の雰囲気。あのデザインは諸刃の剣ですね。

カタログの棚を眺めてみると「これは??」という車を発見。その時から嫁さんはその車しか眼中になかったようですが、そのことを私は知らなかったため、3か月後に家庭内に嵐が吹き荒れるのです。(「これは雰囲気が良いよね」という私の一言が余分だった可能性もあり)


時は流れ、私が1週間の入院することになり、入院中に嫁さんからの差し入れの自動車雑誌をきっかけに、「嫁さんの車を買い替えるのなら私もそうしようかな」という急展開な話に。。。

もともと「TOYOTA 86」を買う気満々だったわけですが、発売されてすぐにディーラーに見に行った時に自分の中に「これじゃない」感が溢れかえったため保留。そのタイミングで自転車遊びが忙しくなって興味対象から車は外れたわけです。幸運にも私のアルテッツァは調子が非常によく、「クセがある=面白い」ということもあって、たまに乗るには何も問題ありません。壊れない限り買い替える必要はないなと思っていたわけです。


ところが、自転車に乗れない日々が続くと興味対象は自転車から違うものに移るわけで、たまたま嫁さんの車選びのついでに自分の車選びも始まるわけです。86の専門誌を読めば読むほど86が欲しくなってきます。これを「86」だと思うから「これじゃない」となるわけで、走りを楽しむ車だと思えば楽しそうな車だと思えてきます。嫁さんの車を実用的な車種にすれば、私の車は何でも良いわけです。

しかしながら話はそう簡単には進みません。「さんざん自転車に使っておいて何を言っているの!」という嵐の前触れみたいな強風が。。。


「実用的な車」と「そこそこの価格の遊べる車」というセットで考えるのならば「コペン」だろうかと思いつき、近所のダイハツの販売店に出向いてコペンの試乗をしてみたわけです。これで遠出をする気にはなりませんが、通勤メインで、たまに海までドライブという用途なら十分かなと印象。うちの娘も「コペンなら運転してみたい」という話になったため、数年後に娘に譲渡するというのもありか。


「2台セットで買う」ならどんな組み合わせが良いのだろうか。あれこれ妄想する日々であります。(実は、2台のうちの1台は既に確定済みだったとはこの時点では気が付いていません)

嫁さん用の実用車ならラクティス、ヴィッツ(1500cc)、アクアも候補になり、私用の実用車ならオーリス(1800ccまたは1200ccターボ)、カローラーフィールダー(1800cc)も候補になります。

カローラーフィールダー(1800cc)に試乗してみると、走りは極めて普通です。リアシートを倒せば寝るスペースができるため、遠征ブルベの時に便利そうです。自転車で走り回るのに飽きた後も家族旅行で活躍してくれるかもしれません。


ハイブリッド車には全く興味がない私ですが、顔なじみのセールスの勧めもあり、アクアG’sを試乗。出足はプリウスのような違和感がなく、硬い足回りが良い感じです。街中ならば3名乗車でも快適に走ります。しかしながら、ちょっとした急坂でアクセルを全開にしてみるとエンジンがうなるばかりで速度が乗ってきません。負荷が掛かるとエンジンのみで走るのがトヨタ式ハイブリッドですから、絶対的なパワーがエンジンに無いようです。足回りが良いだけに、このボディサイズで2000ccなら面白い車になっているのに残念です。


嫁さんが気に入っている車の試乗をするためにマツダのディーラーへ出向いてみると、一等地にロードスターが鎮座しています。もちろん屋外にも試乗車が用意されています。しかし、今日の目的はこれではありません。


希望した試乗車が届くまであれこれチェック。見た目が良いフレアクロスオーバーは街乗り限定なら不満に思うことはないかもしれません。ただ、車内の作りがいかにもスズキらしく安っぽい感じがします。実用車として選ぶのならフレアワゴンでしょうか。これなら自転車をそのまま積むことができます。さらに寝るスペースも確保できるため「軽自動車」であることを除けばベターな選択になります。

さて、嫁さんが気に入っている車を試乗してみますが、極めて普通です。11年前の設計の車ですから最新装備など全くなく、そのことで変なトラブルも起きそうもありません。しかし、嫁さんのデミオと同世代の車ですから、それを今さら買うというのは面白みに欠けます。ということで、この車に決めたというわけではないという雰囲気だったわけですが。。。

セールスに進められてロードスターに試乗してみましたが、街乗り程度では普通の車としか思えませんでした。エンジンに当たりがついていないのか、軽く吹き上がるというわけでもなく、これならコペンでいいやという印象。極めて限定的な使い道しかない車ですから、走ることを目的にドライブするのなら楽しいかもしれません。(※長野県の山とか)


値引きの相場を知りたくて自動車雑誌を購入。(結果的に大いに役に立ちました)


「第三のコペン」の 「Cero(セロ)」を見に再びダイハツの販売店へ。前回はMTだったためATであることを期待しましたが、これもMT。よって試乗の必要はありません。グワッってレッドゾーンまで綺麗に吹き上がるエンジンではないため、MTよりATで“まったり”走るのに適していると思います。見た目だけで選ぶ車かもしれません。


車雑誌をまとめて購入。今秋のモーターショーでいろんな車が発表されるかもしれませんが、発売が2017年とか2018年というのはタイミングとしては微妙です。2016年春なら待つというのもアリですが。


最近の外車は国産車並みの価格になっているため、その中でも比較的買うのに抵抗が少ない「フォルクスワーゲン」はどうだろうかと散歩を兼ねて販売店へ。これは運命だろうか、ちょうど目の前でビートルの試乗に出かける人がいる。アルテッツァを買う少し前に「ニュービートルが欲しい」と強く思ったものですが、頭文字Dの影響で「FR車が欲しい」となり、タイミングよくアルテッツァがマイナーチェンジしたこともあり、即購入しました。ビートルが「ザ・ビートル」になり、実用性が高まったことで選択肢のひとつに加えるのも良いかもしれません。

ということで、ザ・ビートルを試乗してみましたが、街乗り程度ではよく分かりません。低速トルクが十分にあるため乗りやすいとは思います。ビートルの場合は細かいことは全てどうでもよく、存在そのものに価値があるので、見た目だけで選ぶ車ですね。価格も260万円ですから、オーリスの120Tと殆ど同じです。


実用性を求めるのならポロでしょうか。荷物もたくさん積めてパワーも十分にあり、なんといっても5ナンバーサイズですから取り回しが楽。価格も贅沢言わなければ十分に射程圏内にあります。


ということで、外車の情報収集ですが、意外にも300万円前後で十分に選択肢があります。中途半端にちょっと高い国産車を買うくらいなら雰囲気が良い外車が良いかなと思えてきます。しかし、難題は維持費です。私の知り合いの中という限定ですが、このクラスの外車に乗った全ての人が「必ず壊れる」「メンテナンス費用が高すぎる」ということで、国産車のつもりで買うとあとから余分な出費がかさむため、それなりの覚悟が必要とのこと。アルテッツァのように「14年経っても1度も壊れたことがない」を望むことは不可能のようです。


ダイハツのタントが一番人気だそうで、カタログを貰ってきました。たしかに使い勝手は良さそうです。オプションもいろいろあって、十分に楽しめそうです。


近所のカローラ店でパッソのカタログを貰ってきたら「これは!」と気になった写真が掲載されていたため、トヨタのホームページでチェック。むむむ、これは良いかもしれん。

非常に長い前置きになりましたが、「選択肢はいろいろあるよ」ということを嫁さんに毎日のように話していたら、ある日。。。

「200万円まで出す」ではなく「200万円出す」と宣言してあるので、嫁さんが気に入っているその車に200万円使うのは何だかなと思えたわけです。オーリスの1500ccのざっくりとした見積もりを作ってもらったら200万円だったため、あれで200万円なら妥当かもなとなります。

やはり「この車ならこのくらいで」とイメージがあるため、「180万円なら妥当だろうな」と思ったことをそのまま「だったらオプションは自分で負担して」って言ったら、嫁さんがブチ切れてもう大変な状況に。。。

嫁さんがブチ切れて3日間ほど家庭内が険悪なムードになってしまいました。どうやら「最初に気に入った車」しか眼中になかったようで、その車の欠点をあれこれ私が言ったものだからそれが気に入らなかったらしい。だったら最初から「これに決めた。他は興味ない」って言ってくれたらいいのに。

その車種は本来なら今年の3月で生産中止になる予定でしたが、「今のマツダのデザインが嫌」というユーザが少なからずいたようで、生産中止の発表のタイミングを逃していたらしい。「そろそろ生産中止になります」という地道なセールス活動を進めて、迷っていた人たちの決断を即し、もうそろそろ底かというタイミングで「9月で生産終了」を正式に発表。最終受注は7月11日、12日の商談後の7月13日から17日までという切羽詰まった状況。多少なりとも見込み生産で多めに作るため、装備とかカラーに拘らなければ9月でも注文可能かもしれません。

これがラストチャンスというわけで、最後の駆け引きの末、オプションをあれこれたくさん付けて希望の額に収めてもらって商談成立。最後はゼロ円査定だったデミオに5万円の下取り価格をつけてくれたことが大きかったです。実際の所、予算はあってないようなもので、「これならこのくらいで」というアバウトなものです。最後は気持ちの問題です。


ということで、嫁さんが選んだ車は「ベリーサ」です。Lモデルにオプションをいろいろつけるため、かなり見た目がよくなるはずです。

近所にピカピカのベリーサが置いてあります。モデル末期のベリーサも微妙に変更されているらしく、「赤色」が半年前とは違います。近所のベリーサはその新しい赤色であるため、たぶん「これが最後です」というセールストークで買ったのかもしれません。その車だけでなく、綺麗なベリーサを数台見かけるようになったため、無くなることが決まってから購入した人が多いのかもしれませんね。



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