アルテッツァの9年車検を通したころから「面白い車が出たら買い換えようか」と思っていましたが、いつまで経ってもそのように思える車は現れませんでした。
11年車検以降は、平日はジテツウ、休日はロングライド、そして連休の時はブロンプトンの遠征ということもあって、アルテッツァに乗る時は雨の通勤くらいでした。年間に3000kmも走っていないため、ただ置いてあるだけという雰囲気。
13年車検の時にはディーラーから「もうそろそろどうですか」と結構な催促があったのですが「欲しい車が無いので」ということで車検を通して、とにかく乗らずに現状維持させることにしました。たまに乗る機会があると足回りにヘタりを感じます。エンジンが元気なだけになかなかの悩みどころです。ブレーキパッドとダンパーを交換、そして消耗品類を一通りに交換すればまだ5年間くらいはいけるかもしれません。
程度の良いアルテッツァを40万円くらいで購入して30万円くらい掛けてメンテナンスすれば、貴重なコンパクトFRセダンを手に入れることができるため、最近やたらとアルテッツァを見かけるようになったのはそのパターンかもしれません。ともかく「コンパクトFRセダン」というものが存在しないことは哀しいところです。
ということで、30万円掛けてメンテナンスしてこのまま乗り続けるのか悩みましたが、アルテッツァの価値を分かりもっと乗り回す人に乗ってもらった方が良いだろうということで、アルテッツァとお別れすることにしました。といっても、下取り価格がほぼゼロならこのまま置いておく可能性は高かったというのが本音に近いです。基準査定額が66000円で、アクセラスポーツを買うなら145000円まで引き上げてもらえると分かった時点で心が動いたわけです。最終的にはデミオXDTLの契約の時には245000円になっていました。15年目&10万キロで245000円ですからアルテッツァの価値は相当なもののようです。
ということで、最後のお別れドライブをすることにしたのですが、万が一にも事故とか故障ということになると面倒な話になります。ヘタすると「245000円」が吹っ飛んでしまいます。“自転車で”走りなれた知多半島を周ろうかと考えたわけですが、思いのほか道が混んでいてなかなか半田まで辿り着きません。自転車での所要時間と大して変わらない。食事をするなら11時には入店しなければ長時間の待ちが発生するため、走りながら考えた行き先は…
「まるは りんくう常滑店」の「まるは今月の“うめさん”コース」 3240円なり。
豊浜本店まで行くと確実に激混み時間帯になってしまうため、11時ごろに到着できる常滑店にしました。予想通り「これから客がやってくる」という雰囲気で、待たされることなく食事を楽しめました。
食後は海沿いをドライブ。朝のドシャ降りは運良く止んでいますが、曇り空というのは少しさびしい。
帰宅する頃には晴れ間が見えてきたため、少し遠回りして記念写真。アルテッツァの斜め後ろからの姿がお気に入りです。
最終的な走行距離は「108847km」でした。この走りを意識させるメーターの並びも好きです。レッドゾーンの7800rpmまで綺麗に回るエンジンです。とくに5000rpmを超えると7600rpmまでは、あっと言う間です。
このアルテッツァは、一般的には扱いにくい車だと思いますが、クセがあって面白い車でした。このような車が新たに現れることはないかもしれませんね。14年と3か月、ありがとう。