3D映画鑑賞の環境の構築ができると必然的に映像ソフトが欲しくなり、「トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン」に引き続き、「ジョーズ3」の3D版も鑑賞しました。
「ジョーズ3」は公開当時に「ジョーズ3D」と呼ばれていたように3Dを前提とした作品になっているため、作品の内容がどうこうよりも、あくまでも3Dを楽しむための作品です。よって、飛び出す絵本の如く「これでもか!」というくらいに3Dを楽しむことができますが、目の焦点を近くにしたり遠くにしたり目を酷使するため、とても疲れます。特に水中の暗いシーンでは目がおかしくなりました。
「スター・ウォーズ」を3Dで観たらどうなんだろうと以前から思っていましたが、タイミングよく「フォースの覚醒」の3D版が発売されました。しかしながらAmazon価格で6054円もするため、ちょっと観たいための出費としては大きすぎます。「3D版だけ欲しいのに…」と思いながらカスタマーレビューをチェックしてみると、MovieNEX版を購入した人は直販で手に入れることができるらしい。
ということで、「スター・ウォーズ/フォースの覚醒 3D(『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』 MovieNEX購入者限定商品)」をディズニーストアオンライン店でポチッ!しました。値引きは無く2160円(税込)ですが、フルセット版を買うよりお得です。
冒頭から立体感ある映像が流れます。全編通して「トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン」のような無理やり感はありませんが、3Dを前提に撮影しているわけではないため、3Dで観る必要性は殆どありません。3Dが活きてくるのはXウィングが飛び交うシーンくらいでしょうか。
3D版の「タイタニック」はどうでしょうか。
「フォースの覚醒」同様に無理やり感はあまりありませんが、3Dで観る価値があるのは「タイタニック」だと思います。だらだらと長いだけという印象を持っていた作品ですが、3Dで観ていたらあっという間の195分でした。ただ、ひとつ気になる点は「向かい合って語るシーン」です。もともと2Dのものを3Dにしているため、手前の人物は観客側に寄っていますが、奥の人物の目線はその方向を見ていないのです。要するに「目を合わせて会話していない」状態にあるわけです。
最後に完全なる3D作品である「オーシャンワールド3D ~はるかなる海の旅~」を観ます。ウミガメが産卵のために自分が産まれた砂浜を目指して旅をするというお話です。ストーリーものではなく、海の生体をウミガメ目線で解説している内容ですので、あくまでも映像美を楽しむものです。
さすがに3Dで撮影されているだけあって、全編通して自然な感じ進みます。尺を少し短くして水族館で上映するのも面白いかもしれませんね。
もともと2Dで作られた作品を3Dにしても無理やり感がどうしても残るため、「オーシャンワールド3D ~はるかなる海の旅~」のようなドキュメンタリー作品しか3Dを活かせないのかもしれませんね。
「3D+ドルビーアトモス」が究極な映像作品になるかもしれませんが、いつその組み合わせの作品が登場するのでしょうか。