アルテッツァで出かけた時に諸事情で車中泊したことがあります。足が少しでも高くなるように足元に荷物を置いて、助手席を倒して毛布にくるまって寝るという超簡単な方法でした。さすがに仮眠程度しかできないため、疲れを取るどころではありません。
次に買うなら車中泊ができる車が良いなと思いながらも、まる14年間にアルテッツァで車中泊したのは5回未満です。仮にドライブで出かけても基本的に宿に泊まることにしていますかので、「車中泊できること」は必須要件ではありません。
ということで、デミオDを買った時に「車中泊」という要件を外して、とりあえずロードバイクさえ積めたら良いと考えたわけです。で、いざ泊まりでドライブの計画でも立てようかと考えてみたものの、多少なりとも景気が良くなったせいで、宿の確保ができません。2、3年前なら1週間前でも宿に拘らなければ確保は可能でした。これはもう10日間天気予報を見てから宿を予約というパターンは通用しません。困ったものです。
仕方ありません。デミオDで車中泊を検討するために、こんな書籍を購入しました。
普通のセダンでも車中泊をやっている人がいるくらいですから、デミオDでも工夫すればなんとかなりそうです。
ということで、あれこれ揃えました。
スペースクッション
マット
サンシェード
さらに、寝袋、すのこ(85x56x4.5cm)、古い毛布を用意。
車中泊のためには、DJデミオのこの段差をなくすことから始めます。DJデミオはリアシートを倒してもフラットにはならないのです。
すのこを2段重ねします。
なるべくフラットに近づけるためには11~12cmほど高める必要がありますが、4.5cmを2段ですから少し足りません。
しかし、段差を完全に無くしてしまうとリアシートを起こすことができなくなってしまうため、僅かに段差を残しておく必要があります。
助手席を一番前にして、スペースクッションを2段重ねで押し込みます。そしてマットを敷きます。
次に毛布を敷きます。この段階で足元の段差を減らすようにしておきます。そして寝袋を敷いて完了です。
身長170cmでギリギリなんとかなるという感じですが、脚を伸ばして寝ることができるため、助手席で寝るよりも遥かに快適です。
いちいち片付けなくてもくるくると丸めてしまえば簡単に収納できます。リアシートを起こして、ラゲッジルームトレイで蓋すれば車中泊セットが収納されていることは外からは分かりません。
温泉施設が完備されている道の駅を使えば、「道の駅スタンプラリー」で遠出することも可能です。宿を確保する場合は予定を立てる必要がありますが、車中泊なら思いつきで出かけることができます。