デミオDのダンパーを交換(RS化計画)

マツダ車のカスタムパーツを開発している「AutoExe(オートエクゼ)」からDJデミオの走りを快適にしてくれるパーツが発売されています。


AutoExe DJ-05 for DEMIO

これらのパーツの存在を知ったことでデミオDが新愛車の最有力候補に挙がったわけで、デミオDを試乗した時は「足回りは後から何とかなる」とある程度は割り切りました。よって細かいことは気にせず単純に面白いかどうかが購入の決め手になったわけです。

納車と同時にカスタマイズしては、何が変わったのか分からなくなってしまうため、とりあえず完全ノーマル状態で1か月走らせてみました。そして、当初の予定通りにカスタマイズを進めます。
(※私の上司はフィットRSが納車された直後に足回りをカスタマイズしたらしいけど…)

私はアルテッツァからの乗り換えでしたので、ノーマル状態のデミオDを乗り続ける気になりません。仮にコンパクトカーとかファミリーカーからの乗り換えならノーマル状態でも気にしないかもしれません。ネットで調べてみてもDJデミオをあれこれカスタムしている人は殆どいないようです。

AutoExe DJ-05 for DEMIO」から足回りの改善とボディ補強のアイテムを選ぶと…

・スポーツダンパー
・スポーツスタビライザー
・ストラットタワーバー
・フロアクロスバー
・メンバーブレースセット

デミオDを走らせていると、路面からくるゴツゴツ感に安っぽさを感じ、大きめのギャップに乗ると大きく弾み不快どころか不安感いっぱいです。この点を手っ取り早く改善させる手段がダンパー交換となります。

サーキットを走るわけではなく、乗り心地を改善させるのが目的ですから「ストリートスポーツサスキット」ではなく「スポーツダンパー」で十分です。

「スポーツダンパー」の見た目は量産品と同形状ながら、最大の特徴として内部のピストンに動き始める瞬間から精密な減衰力を発生させる「高精度微低速バルブ」を採用して、乗り味を作り込んでいる。具体的には、ピストンスピードが0.3m/sec以下の減衰力設定が肝。伸び側の減衰力は、ピストンスピード0.1m/sec以下の微低速域から急カーブで立ち上げることで、ロール、スクォート、ノーズダイブの発生スピードをコントロールし、ダルな感触を解消。反面、突き上げの原因となる圧側の減衰力は、量産車と同レベルに抑制。トータルでの減衰力を強化しながらも、乗り心地感を損なわないセッティングを施している。量産車のスプリングと組み合わせれば、車高を変化させることなくスポーティなハンドリングへと改善する(ローダウンスプリングとの併用も可能)。車高調整などの機能を必要としないユーザーに適した選択である。

※その他のアイテムはそれぞれの説明ページを参照

ディーラーの担当セールスに「まとめて注文したら少しは安くしてもらえるの?」と聞いてみたところ「数千円程度なら」という返事だったため、これからの楽しみのために「1つずつ交換」にしました。全部やってしまえばノーマル状態から走りが劇的に変わるかもしれませんが、どこを替えたらどのようになったのかが分からなくなるため、「1つずつ交換」もアリかなと思います。もしかしたら「違いが分からん」となるかもしれませんが…

それぞれの効果は微妙かもしれませんが、間違いなく効果が見込まれるのは「ダンパーの交換」です。

ということで、1か月点検の時に「ダンパーの交換」をしてもらったのですが… (※工賃込みで86573円)

路面からのゴツゴツ感に関しては角が取れたような雰囲気になっています。ロードバイクに例えるとアルミフレームからフルカーボンフレームに乗り換えたような感じです。さらに、ハンドリングも良くなっています。しかし、大きく弾む件に関してはちょっと試すことができません。

なぜならば、大変残念なことに、ギシギシミシミシガシガシと今にも壊れそうな音がするのです。ダンパーが馴染んでいないのかと通勤で二日間も走らせてみましたが、「これはあかん」と諦めて担当セールスへ連絡。

担当セールスとメカニックも同乗してディーラー周辺をドライブ…

そして、デミオDを預けて帰宅。

メカニックがあちこち調べた結果、「オートレベリングシステム」から異音がするとかで部品取り寄せ&交換となりました。ダンパーそのものではなく、なぜ「オートレベリングシステム」が盛大な異音を発するのかは不明。

ちょうど1週間後の金曜日の夜、自宅にデミオDが戻ってきました。

当初の予定を変更してデミオDの走りを確かめるために「道の駅スタンプラリー チャレンジ7(きかんしゃトーマス号編)」を実行したわけですが、乗り心地が少し上質になっています。コンパクトカーですから多くを望んではいけませんが、我慢できる範疇なのかは重要です。路面の段差で大きく弾む件に関しても運転していて体が浮き上がるという感覚はなくなり、車にも安定感があります。一部のブログ記事で不評だった高速道路での直進安定性も特に問題ありません。

しかしながらあくまでも私の感覚では「このくらいでようやく普通レベル」です。オプション無しで「デミオXDツーリングL」の車両価格は1998000円ですが、ベースになる「デミオ13C」は1350000円ですので、コストダウンのために妥協している箇所はあります。それは許せないという人はデミオではなくCX-3を買えば良いのでしょうが、デミオのコンパクトさが良くて選ぶ人もいるわけで、トヨタの「G’s」のようなモデルが欲しいところです。

AutoExeのパーツを使えばマツダ車版の「G’s」になるので、そうしたい人はそうしてくださいということだとは思いますが。。。



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