三重遠征「伊勢街道と伊勢神宮」で「津→伊勢」の区間を走りましたが、旧伊勢街道は四日市の少し南側で東海道と分岐するように伊勢神宮へ向かっています。そこで改めて旧伊勢街道を始点から終点まで走ってみることにしました。
午前8時10分、旧伊勢街道の完全版走破を目的に今日は南四日市駅からスタートします。折り畳みで旧道をまったりゆっくりと走る企画ということで、久しぶりにJin君が参加。
旧伊勢街道のスタート地点「日永追分」に到着。Y字路の真ん中にあるため、信号を渡るのに一苦労です。この追分の右が京都へ向かう東海道、左が伊勢神宮へ向かう旧伊勢街道です。伊勢神宮へ向かうときは鳥居をくぐります。
旧伊勢街道は国道23号を迂回するようにジクザグに進みますが、幹線道路を何度も横切るためタイムロスがかなりあります。距離は大して進んでいなくても、早起きのためかお腹が空いています。松坂市内で昼食を予定していますが耐えられそうもありません。都合よく街道沿いに饅頭屋さんがあったので一休み。二つで320円なり。
思うようにペースが上がらないながらも津市に到着。街道から外れて、津市ではちょっと寄り道を予定。たまたま通りから紅葉が綺麗に見えた四天王寺に立ち寄ってみました。
ここには織田信長の母親「花屋寿栄禅尼」のお墓があります。最初に津城を築いたのは信長の弟「信包(のぶかね)」で、本能寺の変のあと花屋寿栄禅尼は信包をたよって津にやってきたそうです。
津の城跡。規模は非常に小さいですが、今の時期なら紅葉を楽しむことができます。
連子格子の家並みが続く「市場庄」の町並み。街道を走ると、ところどころそれっぽい町並みを見ることができますが、ただ古い住宅地にしか見えない場所が多い中、この「市場庄」だけは良い雰囲気を残しています。
松阪城跡に到着。よくある城跡のごとく、本丸跡、天守閣跡ともに何もありません。津から松阪の区間はポタリング向きの良い感じの街道を走ることができるため、津城跡から松阪城跡の区間はお勧めします。
旧伊勢街道沿いには食事処は殆どありません。松坂市内も街道沿いには高そうなお店しかないためスルー。このまま空腹状態で伊勢まで走るのは辛いなと思っていると、カレーうどん屋さんを発見。幹線通りではなく街道側にある貴重なお店。さっそく入店してみると良い雰囲気。たま樹特製カレーうどん(大盛りで1000円)をいただきます。カレールーとあんかけ汁のダブルの味を楽しめ、途中で両者をかき混ぜてミックス味を楽しめます。その3パターンとも美味しいので大盛りでも飽きることなく完食できます。旧伊勢街道を走るのなら立ち寄ってみましょう。
カレーうどんで元気になって、伊勢神宮までしゃかしゃかとブロンプトンを走らせ、外宮をパスして内宮へ。しかし、最後に油断してしまい外宮から先で旧伊勢街道をコースアウト。内宮から外宮へ戻る時には旧伊勢街道を走りましたが、最後まで油断してはダメですね。旧伊勢街道は非常に複雑なルートになっているためルートラボのデータをインポートできるナビが必要になります。そのナビを使っても、途中で何度もコースアウトして引き返すことがあったため、走行ペースをかなり落として怪しい分岐点では必ず停車してコースを確認した方が良いかもしれません。「旧伊勢街道はこちら」という標識はありません。
伊勢神宮の紅葉も見頃です。今回は伊勢神宮のステッカーを買うことが最大のミッションでしたが、なんと!伊勢神宮にはステッカーがありません。高千穂神社、出雲大社とセットで伊勢神宮のステッカーをブロンプトンに貼りたかったのに残念。
参拝の後は土産売り場通りをウロウロ。松阪牛ではなく松阪肉っていったい何の肉なんでしょう。(300円なり)
午後4時少し前に伊勢市駅に到着。お土産を購入して名古屋行の快速に乗車。
本日の走行距離は83.8km、獲得標高は231mでした。
昼食、おやつ、ドリンク 2085円
土産 630円
お守り 1000円
青空フリーパス 2500円
駐車場 700円