前月に引き続き12月も“読書月間”になりそうです。健康関連の書籍も「勉強のため」というよりは「読み物」として読んでみれば結構面白いものです。1冊の書籍から1つでも2つでも「ふーんそうなんだ」と参考になるものがあればそれで十分かと。11月24日に発売されAmazonにまだレビューが一つも無かった書籍を購入。(※11月28日に1件投稿されたようです)
トクホを買うのはやめなさい 医者が教える実は危ない食品 (竹書房新書)
「トクホコーラ」の中身は発ガン性が疑われる有害添加物だらけ。ゼロカロリー食品は逆に太りやすくなる。野菜ジュースは濃縮還元時に肝心の栄養素はごっそり抜け落ちている意味のないシロモノ。「遺伝子組み換えでない」食品を選んでも実は遺伝子組み換え作物が含まれている食品表示法の罠。「豆乳」の原材料に遺伝子組み替え大豆が! 「働き盛りのガン患者急増」の原因は社会の高齢化ではなく、本当は「食」。 今ネット上で最も注目されている内科医・内海聡が、知れば知るほど怖い食品の裏側を教えます。また、安全かつ健康が回復していく食事についても解説。
【第一章】あなたの食習慣は間違いだらけ
【第二章】健康な体は悪いものを排除することから
【第三章】食べてはいけない危険な食材
【第四章】健康な食事をするために
【第五章】さまざまな毒から体を守る
書籍タイトル「トクホを買うのはやめなさい」に関することは第一章で全て完結しています。「トクホ」を前面に出せばインパクトがあるため、健康オタクに興味を持ってもらいやすいという意図があるのかもしれません。
第一章はこの書籍を最後まで読ませるためのネタであって、本題は第二章からとなります。
2人に1人はガンになると言われていますが、昔(?)は数十人に1人だったそうです。ストレスなどいろいろと要因がありますが、この著者が目を付けたのは「食事」であり、日常的に食べているものこそガンになる大きな要因であるという前提の元、話が進みます。
現代の食べ物と言うものは昔と違って、カロリー量に対して栄養分が不足しているため、必要な栄養分を確保するためには必然的にカロリーオーバーになり、結果的に肥満になるとのこと。この点については随分前から専門家が指摘しているため、常識的な話ではありますが、もう一歩踏み込んで「なぜそうなのか」をこの書籍で解説しています。
「健康のため」という点においては、全般的に著者が言っていることに同意できますが、それを実践しようとすると日常生活に支障がでます。極めるのならば南の島で自給自足の生活をするしかありません。全ての食材を自力で入手して、調理も自分でやる必要があります。それでも環境汚染があるため、完全に防ぐことはできません。
書かれていることは理想論でありますが、少しでも「身体に悪いこと」を排除するための参考になります。864円(税込)ですから「なるほどね」程度で気楽に読めば良いかと。
おっと、なぜトクホがダメなのかは、この次に読んでいる書籍に続くためここでは書きません。気になる人は「トクホ 体に悪い」で検索。