『BALLAD 名もなき恋のうた』他4本


BALLAD 名もなき恋のうた

「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ アッパレ!戦国大合戦」を原案とした戦国時代の身分を越えた恋愛ドラマ。

原案がアニメ映画であって、アニメ映画を実写化したわけではないという前提で観るべき作品です。幸いにも原案になっているアニメ映画を観ていないため単純に楽しめました。ターゲットをファミリー層にしているらしく、「戦国時代のドラマ」ではなく「舞台が戦国時代の軽めの恋愛ドラマ」です。少年が戦国時代にタイムスリップした理由は強引でも納得させられるとしても、そのあとに両親がタイムスリップした件、そしてあっさり現代に戻ってきた件については、観る側がスルーさせる必要があります。

ラストに草彅剛が演じる武士が撃たれて死んでしまう件は、「誰が撃ったのか」は触れておらず、「もともとは撃たれて死んでいた人物が少年がタイムスリップしたことで生き延びていただけ」と解釈すれば良いだけか、それともここもスルーすれば良いのか。

あくまでも「草彅剛が演じる武士と新垣結衣が演じる姫のラブストーリー」ですので軽い内容です。「新垣結衣さんの映画が観たい」という人向け。


読売テレビ開局55年記念ドラマ「怪物」

多部未華子さんの出演作品のDVDを買い漁った中の1作品。

いろいろあって「ミイラ取りがミイラ」になってしまうオチですが、その過程における心理描写が複雑です。善悪とは本人の立ち位置で変わってしまうというテーマは、昔から変わらず物語がどのようなラストを迎えてもすっきりしないものです。


ペタル ダンス

石川寛監督作品「好きだ、」と同様に何か特別な事が起きるわけでもなく何か進展するわけでもなく、淡々と時間だけが過ぎていく人間ドラマですが、ストーリーにドラマ性もないため、役者さんたちの細かい演技力勝負の難しい映画です。一つ言えることは「間違いなく一般受けしません」でしょうか。宮崎あおいさんが出演している作品を全て観たいという人なら大丈夫。


THE NEXT GENERATION パトレイバー (実写版 パトレイバー)

まずはエピソード0から3まで観ました。(DVDではなくCATVで放送)

原作漫画とアニメの登場人物たちが「第一世代」でそれから経過した年月を考慮して「第三世代」となっていますが、「第三世代のメンバーが大活躍」というドラマではありません。時代が変わりパトロールレイバー隊の存在意義が失われた現在において、「この先起きるのか分からない」ことに対抗するための技術を継承(維持)することを目的に存続している「第二小隊」の日常を綴る訳が分からないお話。

エピソード0と1を観ると「これってパトレイバー?」と妙な感じですが、それも徐々に慣れてきてエピソード2と3では訳が分からんけど面白いとなってきます。「THE NEXT GENERATION パトレイバー 首都決戦」までのとても長い繋ぎのお話だと思えば良いのでしょうか。「首都決戦」を先に観ましたが、面白さを感じられなかった理由は、実写版パトレイバーの世界観に馴染んでいなかったということでしょうか。エピソード12まで観てからもう一度「首都決戦」を観ようかと。


ラプラスの魔女

東野圭吾原作のサスペンス映画です。原作を読んでいないため原作と映画の違う点は知りませんが、映画を見る限り「自然現象を利用した殺人は可能なのか」を中心にいろいろと肉付けしていった結果、「複雑怪奇なミステリー作品」というよりも「帳尻合わせが大変だった作品」になっています。いろいろと後付け(こじづけ)感が漂っていて必然性を感じられない点が多いような気がします。物理的に証明できるなら全て予測可能という点は、今後のさらなるITの進化で実現可能なような気がします。

映画「ラプラスの魔女」の主役は櫻井翔さん演じる青江修介教授ですが、主役なのに特別な能力があるわけでもなく、ストーリーの展開で居ても居なくても大して変わらず、全く活躍していない一番普通の人という役割は斬新です。映画の主役が「居ても居なくてもいい人」ってありますか?

「容疑者Xの献身」のような作品を期待して観ると「なんだこれ?」とガッカリします。

櫻井翔さんの出番を増やすために青江修介教授を主役にしたとしか思えない脚本です。登場人物の扱いが原作でどうなのか分かりませんが、青江修介教授の出番を大幅に減らして広瀬すずさん演じる羽原円華を主役した方が良いような気がします。

広瀬すずさん出演作品だからブルーレイを買った。ただそれだけです。




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