ハチミツとクローバー ~恋に落ちた瞬間~
話題の蒼井優さん出演の作品です。
美術大学を舞台とした、竹本(櫻井翔)、真山(加瀬亮)、山田(関めぐみ)、森田(伊勢谷友介)、はぐみ(蒼井優)の5人の青春群像劇。ここに学生たちとは少し年が離れた花本教授(堺雅人)と理花(西田尚美)を巻き込んだ全てが片思いという恋愛ドラマになっていますが、森田忍と花本はぐみには“才能あふれる若者”という役割があり、真山巧と山田あゆみにもストーリー上の役割があります。いちおう主人公である竹本祐太は特に何もない普通の人。
コミックスは全10巻、テレビアニメは全38話、テレビドラマ全11話に対して映画版は116分。約2時間に収めるには無理があり過ぎるのか中途半端な構成。その割には主人公の無理やり作ったと思える出番が多すぎます。
映画「ラプラスの魔女」で「存在感がない主人公」を演じた櫻井翔さんですが、「存在感がない主人公」というのは「ハチミツとクローバー」からだったのでしょうか。
日本テレビシナリオ登龍門の2001年度大賞受賞作品「青と白で水色」
出演者の当時の年齢
宮崎あおい 16歳
蒼井優 16歳
小栗旬 18歳
宮崎あおいさんは既に完成されています。小栗旬さんがブレークするのはここから4年後の「花より男子」ですが、「青と白で水色」で既にキャラができています。両名とも「宮崎あおい」「小栗旬」そのものですが、いじめる側の中心人物の役の蒼井優さんは「蒼井優」ではなく「いじめっ子」としてスクリーンの中を動きます。
デビュー間もない3名のフレッシュな演技を観て損はないです。