僕の生きる道

子供がレンタルしてきたドラマ「僕の生きる道」。「全11話+特別編」で4本セット。合計9時間ちょっと。

これを今週、子供に頼まれて夜な夜なキャプチャーしていますが、結構面倒。

と最初は嫌々やっていましたが、キャプチャーしながらドラマを鑑賞していると「これは良いドラマだ」と思えてきました。本放送は一度も観ていませんし、正直言って放送していることさえ知りませんでした。SMAPの「世界でひとつだけの花」はこの番組のテーマソングだったんですね。この曲を改めて聴くとドラマの内容とオーバーラップして何かジーンときます。

はっきり言ってこのドラマは視聴者を泣かせます。そして週一で観るよりは、まとめて観る方がきっと泣けると思います。私が一番ウルウルきた場面は主人公が母親に電話で自分の病気のことを告白するところです。電話の冒頭のやりとりには「台詞」があるのですが、途中からBGMだけになり、何を話しているのか分かりません。しかし両者の演技で台詞が想像できるのです。これは最高の泣かせる演出ですね。その他、随所に視聴者側に想像させるような演出があり、かなり計算されたドラマだといえます。よくある“軽い恋愛ドラマ”に飽きたころに、この「僕の生きる道」を観ることをお勧めします。

このドラマは「泣かせる」だけではなく、「生きる」とはどういうことなのかを提示しています。もし余命1年の宣告されたら自分ならどのようにその1年を「生きる」のか。考えさせられるドラマです。

ところで、このドラマですが、うちの子のような小学生が観ても分かるものなのでしょうか。子供に「分かるの?」と聞くと「当然!」のような返事をされました。今時の子供ってすごいかも。私が小学生の頃、このようなドラマを観ようととはきっと思わなかっただろうな。



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