日テレのドラマ「おとなの夏休み」が最終回を迎えました。
締めくくりこそはまともなお話で終わるであろうと期待していましたが…
「寺島しのぶ連ドラ初ヒロイン」が話題になったのかどうか私には分かりません。ズームインスーパーで紹介されていたことだけは記憶にありますが、寺島しのぶさんがどのような女優さんなのか私は知りません。
ということで変な既成概念を持たずにこのドラマを見始めたのですが、第一話から何かイライラする変な感触がありました。最近の言葉で「ムカツク」というやつでしょうか。寺島しのぶ演ずる主婦「みゆき」が世間知らずで自分勝手な自己中心的、それでいて人の話を全く聞かないマイペース人間という最悪なキャラでした。
その最悪な性格が「海の家」を舞台に少しずつ変わっていくのかと思ったのだが、多少は他人の気持ちが分かるようになったかもしれないけど、やはり自己中心的な物事の考え方は直っていない。
せいぜい観ても3話までだなと思いつつ、結局最終話まで観てしまった自分が情けない。このドラマから何か得るものは有ったのであろうか。
ただ、主人公が最悪でもそれに巻き込まれる人々については上手く演出していて、「そうそう、あるある」と思えることもいくつかあり、人間ドラマとしては良いと思った。主人公「みゆき」が「最悪な主人公」と観る側に思わせたのは、寺島しのぶの演技が上手だからなのでしょうか。寺島しのぶという女優さんに変なイメージが残らないことを祈ります。