2008冬ドラマが面白い「貧乏男子(ボンビーメン) 第一話」

あらすじ
大学3年生の小山一美は超ポジティブ思考で元気いっぱいのサワヤカ青年なのだが「バカ」が付くほど、そして「NO」と言えないお人よし。大学に入学した当時誘われたサークル全てを断ることができず、その数なんと21個。友達はその分たくさんいる!その友達のつきあいを全てこなすにはお金がかかる。しかし、彼には秘密兵器があった。それはローン会社の無人契約機で作ったキャッシングカード。彼は友人が困っていると自ら借金してお金を払ってしまうのだった。「金よりも友人を大切に」それが一美の信念。

小山一美 : 小栗旬
引田修三 : 八嶋智人
中原未海 : 山田優
白石涼 : 三浦春馬
オムオム : ユースケ・サンタマリア

友たぢが困っていたら自分が借金までして助けてあげる小山だが、後先考えずに借金をしまくる場面は教育上良くないなぁと思った。まるで振ればいくらでも出てくる打出の小槌のように消費者金融のATMを使うとは…

で、ついに打出の小槌は打ち止めになったところから話がようやく進みだす。小山が就職活動でアピールした「人のつながり」がこのドラマのキーワードになるかと思わせる。借金をいっきに返済させるためオムオムとの賭けをすることになった小山は友達にヘルプする。今まで小山に世話になった友達が駆けつけ、その友達・知り合いもぞくぞくと集まり総勢“220名+2名+小山”の人海戦術でオムオムとの賭けに勝つ。この時点で、なーんだ「情けは人の為ならず」のドラマなのかつまらん!と思った人は多いのでは? ところが、ここからがこのドラマの真のスタート地点だったとは…

集まった学生たちは友達として小山を助けに来たわけではなく、日給5000円のアルバイトがあると聞いてやってきただけのことだった。小山ではなく誰かが勝手にそのように言いふらしたのだが、ともかくやってきたのは金目当てでやってきた学生たちであった。事実を知った小山は再び借金してアルバイト代を払うのだが、引田と中原の「なぜ?」の問いかけに答える小山の本心。なんだか寂しい現代を表していますね。



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