2008冬ドラマが面白い「薔薇のない花屋 第一話」

あらすじ
汐見英治は男手ひとつで幼い娘を育てながら、必死で働いた末にようやく小さな花屋を開き、親子二人つつましく暮らしている。今では一人娘の雫も8歳となり、元気に学校に通う毎日だ。ある日、英治は雨宿りの為に店の軒下に立っていた盲目の女性・白戸美桜に出くわす。自然と店の中へと誘う英治に、美桜は同情はされたくないと食ってかかる。食い違いばかりの不思議な二人の出会いだった…

キャスト
汐見 英治 : 香取 慎吾
白戸 美桜 : 竹内 結子
小野 優貴 : 釈 由美子
工藤 直哉 : 松田 翔太
四条 健吾 : 寺島 進
菱田 桂子 : 池内 淳子
安西 輝夫 : 三浦 友和

冒頭の5分間で汐見英治と一人娘の雫の強い絆がいかに作られたのか物語っていて、この5分ずっとジーンと胸にくるものがありました。ドラマ的には草彅君に合っていそうな“重い”路線ですが、香取君がいかに演じていくのか楽しみです。

ドラマのシナリオも演出もしっかり練られていて、2008冬ドラの中で一番期待できそうな予感。ただ、第一話で「謎」をばら撒き徐々に明かしていくのかと思った。特に手術シーンで看護士が院長・安西を見つめる場面、その女性の「目」はどことなく白戸美桜に似ている。偶然なのか花屋の近くに引っ越してきた白戸美桜であるが、引越し屋が置いていった荷物が翌日には何故か部屋に配置れている。ここまでで白戸が盲目のふりをして汐見に近づいていることは検討が付く。

できれば、第一話は「なんとなくそうかも」と感じる程度にしておいて欲しかった。安西が白戸に汐見を陥れるように命じるシーンでは、安西が持つ汐見への憎しみの大きさからして、安西と汐見の関係がなんとなく想像できる。



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