デジカメ遊びに引き続き、2008年の秋からの7年間は自転車遊びに金と時間と体力を費やしてきましたが、50歳過ぎると何かひとつのことに時間と体力を費やし過ぎることはあまり良くありません。金に関しては何か違うことを始めればそちらに費やすことになるため、トータルで見れば出費額は殆ど変りません。
自転車遊びに80%ほど費やしてきた余暇の過ごし方をそろそろ変えていきます。ざっくりと、自転車、車、ウォーキング、読書、映画鑑賞、家の事で6等分でしょうか。
最近は何故か「何もする気にならない」ことが多く、そういう時に読書しても頭に入ってこないため、受け身の姿勢でもなんとかなる映画鑑賞が最適です。何かしらの刺激を受けることもあります。
休日もいつも通りに早起きしても、だらだと朝の番組を観て、その後は撮りためていたドラマなどをいっきに消化。その後は趣味部屋に移動して映画鑑賞…
そんな休日を過ごすことが多くなりましたが、最近観た映画を羅列してみます。
私の中のあなた(My Sister’s Keeper)
アナ・フィッツジェラルドの姉ケイトは2歳のとき、急性前骨髄球性白血病を患う。しかし両親や兄の白血球の血液型であるHLA型は、ケイトと適合しない。ドナーを必要とするケイトのために、受精卵の段階で遺伝子操作を行ない、デザイナーベビーとして生まれてきたのがアナであった。
まずはドナーへの負担がない臍帯血移植を行うが、その後もケイトが輸血や骨髄移植などを必要とするたびに、幼いアナは過酷な犠牲を強いられてきた。13歳を過ぎたアナは、ついに片方の腎臓の提供を求められる。ところがアナは提供を拒み、辣腕弁護士キャンベルを雇い、両親を相手取って訴訟を起こす。
原題の「My Sister’s Keeper」は、映画を観た限り“母親”のことだと思うのですが、邦題の「私の中のあなた」だと原作と映画では意味するものが正反対になります。原作では妹が事故死して臓器が姉に移植されるため、「姉の体内で生きる妹」になりますが、映画版では自ら死を希望して亡くなった姉が「妹の心の中で生き続ける」となります。
この映画を観ていると最初から妙なイライラ感を持ちます。80分くらい経過したところでジワリと涙が出てきて、そこからラストまでは家族愛の重みみたいなものを感じさせられエンディング。あまりにも重い内容ですので万人向けとはいえません。落ち込んでいるときに観るとますます落ち込むので、観るタイミングが難しいかもしれません。
オペラ座の怪人 25周年記念公演 in ロンドン
ミュージカル史上に燦然と輝く最高傑作『オペラ座の怪人』の、誕生から25周年を記念した特別公演の模様を収録した貴重な舞台映像
有名な「オペラ座の怪人」ですが、パロディは観ても本家は一度も観たことが無かったため安くなったBD版を購入。やはりストーリー云々はどうでも良く、あくまでも舞台という臨場感を楽しむものであるため、できれば舞台を観てみたいものです。
荒野の用心棒
ニューメキシコ国境の町サン・ミゲル。ふたつの無法者勢力が争い続けるこの町に、ふらりと現れた風来坊ガンマンは、互いの勢力をうまくだましながら、それぞれを破滅へと追いやっていく…。
「マカロニ・ウェスタン傑作映画DVDコレクション」のVol.1は「荒野の用心棒」ですが、マカロニ・ウェスタンが好きというわけではなく、クリント・イーストウッドの吹き替えが山田康雄だからです。クリント・イーストウッドには山田康雄しかないと改めて感じさせられます。
おしゃれ泥棒
ティファニーで朝食を
『ローマの休日』のウィリアム・ワイラー監督、オードリー・ヘプバーン主演のロマンティックコメディ。贋作画家の娘・ニコルは父の悪事がばれるのを防ぐため、相棒の私立探偵と共にビーナス像を盗み出そうとする。
舞台はNY。宝石店ティファニーに憧れ、ショーウインドーの前でパンをかじるのが大好きなコールガールは、人なつこくてかわいい女性。同じアパートに越してきた青年作家は、そんな彼女に次第にひかれていくが、彼女には秘密があった…。
先日観た「ローマの休日」に引き続き、どちらもオードリー・ヘプバーン主演のコメディ映画です。超有名なオードリー・ヘプバーンですが、マイ・フェア・レディしか観たことがなかったため、今さらながら格安になったDVD版を買いそろえています。オードリー・ヘプバーンの吹き替えが池田昌子という点もお気に入りです。声だけ聴いているとお蝶夫人そのものですが、その気品さが合っていると思います。ただ、吹き替え版の音声はテレビ放送のやつを使っているらしく、テレビ放送でカットされた部分はオリジナル音声になっています。その点が非常に残念です。
この調子で、休日を“まったり”と過ごすためのコレクションが増えてしまいそうです。