半年前にやった超断捨離で家電関連も大量に捨ててしまって、買い直したミニコンポと各種メディア再生のためのデッキを1台ずつしか残していません。先日発掘したスピーカーは、たまたま粗大ごみの回収に出すのを忘れたものです。
断捨離というのはダイエットと同じで、維持する意思が無い限り“リバウンド”します。ただ、ダイエットのリバウンドとは違って、増えるものの質は違うかもしれません。
理由はどうであれ、自転車関連の出費が収まっても、物欲世代ゆえにターゲットが違うものに移るだけで出費が激減するわけではありません。
これとか
このような書籍を買い始めたら、ターゲットはそれに移っていることは明白です。
現在の自室の状況では「プロジェクター+スクリーン」という大げさなホームシアターシステムを導入することは不可能なため、最低限「5.1ch」を楽しむことができれば十分です。
あれこれ調べてみたところ「RX-S601(5.1chネットワークAVレシーバー)」と「NS-PA40(5.1chスピーカーパッケージ)」がセットになっているYAMAHAの「YHT-903JP」が機能面と価格面でちょうど良いため、「いつ買うか」という段階にありました。
しかし、発掘したスピーカーが随分古いとはいえ十分に使えるため、「NS-PA40」のフロントスピーカーより迫力がありそうです。
少しずつグレードアップしていくのを楽しむのならば「AVアンプ」だけ購入して最初は「2ch」で我慢。
第二段階でサブウーファーを追加して「2.1ch」。
第三段階でセンタースピーカーを追加して「3.1ch」。
そして第四段階でリアスピーカーを追加して「5.1ch」。
これで完成。という目論見でAVアンプの選定に入ります。
やはり音に関してはYAMAHAでしょうか。「RX-S601」にしておけば外れることは無さそうです。
少し前に発見した記事を改めてチェックしてみると…
「ガルパン劇場版」の極上の爆音を家庭で。ヤマハとソニー 6万円 AVアンプで体験
「ガルパン劇場版」再び。総額15万円でAVアンプ+4.1chシステムによる高密度シアター
「RX-S601」ではなく「RX-V581」で検証しているようです。価格差はそれほどなく、「RX-V581」は2016年6月発売の新製品ですから、何か良いことがあるのでしょう。
ヤマハ、7万円台でAtmos/DTS:X対応のAVアンプ「RX-V581」
「RX-V581」にしておけば…
「5.1ch」にさらにスピーカーを2個追加して「7.1ch」にできるようです。
そして「5.1.2ch」という聞いたことがない構成も可能。なんでしょ、これ?
検索してみました。
麻倉怜士のまるごと好奇心 > 第28回 ドルビーアトモスで、知っておきたい事を整理する
ふむふむ、今までは前後左右(360度)でしたが、「5.1.2ch」というのは空間という概念のようです。観ている映像の中に自分が要るような感覚になるのでしょうか。
ドルビーアトモスに対応しているソフトは少ないようですが、数年経てば増えてくるかもしれません。
ということで、YAMAHAのページで「RX-V581」をチェック。
マニュアルには「付属のYPAO用マイクを使って、スピーカーの接続や視聴位置との距離を検出し、音量バランスや音色などのスピーカー設定を自動で調整します」と書かれています。
となると、少しずつスピーカーを増やしていくのは面倒かもしれません。
どうせなら最初から「5.1.2ch」にしちゃいましょう。
ということで、大きな箱が届きました。
RX-V581 [ネットワーク対応 7.1ch AVアンプ]
YST-SW010 [サブウーファー]
NS-BP200 [2ウェイブックシェルフ型スピーカー 2本1組] ※2セット
センタースピーカー「NS-C210」は「取り寄せ品」になっていたため、少し遅れて届きます。今日のところは、過去の遺産を使います。
このような製品を購入するのは何年振りでしょうか。
写真で見るより遥かに大きいです。巨大なβプロ3000(SL-HF3000)より大きいです。ただ、昔に比べて今どきの製品は奥行が短いようです。
サブウーファーは推奨通りに斜め右側に設置。代用品のセンタースピーカーが雰囲気を台無しにしています。ローランドのパソコン用スピーカーで、これもテレビに接続させて使っていたこともありました。
右後ろのスピーカー
置き場に困った左後ろのスピーカー
サラウンドスピーカーとプレゼンススピーカーは同等品を使うことが推奨されているため、リアに設置したスピーカー「NS-BP200」はリア専用品ではありません。そのことで添付されているスピーカーケーブルでは全く長さが足りません。
念のために購入しておいたスピーカーケーブルが役に立ちます。
上方チャンネルの音声を出すプレゼンスの設置場所に悩みますが、暫定的にここへ。なるべく天井寄り(床から180cm以上)に設置することが推奨されているため、次回の部屋のレイアウト変更の時に再検討。
7個のスピーカーとサブウーファーのケーブルを接続。
YPAO用マイクを使って自動調整中。スピーカーの接続に問題があればエラー表示されます。
さて、パッケージに「英語 7.1ch DTS-HD マスターオーディオ」と書かれているジュラシックワールドを再生してみます。
凄いすごすぎます!! 部屋がビリビリと震えているため、音を慌てて下げることに。
サラウンドは素晴らしいのですが、いきなりサブウーファーの威力発揮です。この迫力では昼間しか視聴できませんね。
次にガルパン劇場版を再生。砲弾が飛び交う音の迫力が増すのは当然として、細かい金属音もしっかり聞こえます。こちらも夜間の視聴は厳禁です。
「いきものがかりの みなさん、こんにつあー!! 2015 ~ FUN! FUN! FANFARE!」を再生してみました。
あれ?フロントの2台からしか音が出ない?
音声が「2ch」ですから、当然の結果でしょうか。何か面白くありません。
適当にリモコンを操作してみると何やらメニューが出てきました。
「7ch」にしてみると、全てのスピーカーから音が出ます。これはこれで面白いけど、もうちょっとなんとかならないのかな。
「Music Video」にしてみると、かなり良い感じになりました。
本機には、ヤマハ独自の音場技術(シネマDSP 3D)を使った各種の音場プログラムが備わっています。これにより、映画館やコンサートホールさながらのリアルな音場を簡単に再現し、自然で立体的な視聴空間をお楽しみいただけます。
「さすがYAMAHA」といった感じでしょうか。この機能を使ってCDを聴いてみるのも楽しそうです。
今日のところはこの辺にして、1階の居間に戻って「スピーカー繋がったよ」と家族に話すと「うん、うるさかったよ」と即答。やはり夜間の視聴は難しいようです。