誤った選択肢「LDプレイヤー」で後悔

過去の遺産になっているLDを10年以上放置しているため今さら感はありますが、ホームシアターを導入したことを切っ掛けにどうにかしたいという思いが日に日に強くなっています。「こんなもの捨ててしまえ」となれるのならそれが一番簡単なことですが…

LDを棚卸してみると「ブルーレイを買い直せばいい」で済む作品もありますし、洋画については既に買い直した作品もあります。問題なのはアニメです。アニメ作品のブルーレイは妙に高額な価格設定がされているため、今すぐ観るとは限らないものをポチッポチッしまくるわけにはいきません。あくまでもコレクションの範疇ですから。

そもそもDVDですら手に入らない作品もあります。DVDにしろブルーレイにしろ必ず手に入るのならば、とりあえず「こんなもの捨ててしまえ」で全て処分しておいて、どうしても欲しくなった作品から順番に揃えていけばいいわけです。

ということで「代替品が存在しないから」を理由にLDプレイヤーを購入しました。もちろん新品など手に入らないため、Amazonのマーケットプレイスで「状態:非常に良い」となっていたものを選びました。つまり今さらですが「LDをDVD化させる」ための機材です。1年間くらい壊れなければ良いと割り切っているため、予算は2万円以下。


Pioneer CD/LDプレーヤー CLD-R5 ※17800円

もともとパイオニアの最後の直販で4万円程度だった製品です。廉価版のような位置づけにあるLDプレイヤーですので、「LDを観れたら良い」レベルのものです。それにしても梱包箱から取り出したLDプレーヤーを見た瞬間「これのどこが“非常に良い”なんだ」と飽きれましたが、これで過去の遺産が救済できるのなら我慢我慢と自分を無理やり納得させました。

まずは初期チェックのためAVアンプに接続して、「エースをねらえ!」を再生。なぜか、プロジェクターから映像が出てこない。AVアンプの説明書を見ると…


ごそごそとケーブルを発掘してきてAVアンプとプロジェクターを接続。何事もなかったのように映りました。うーん、LDの画質ってこんなものだったのかな。ブラウン管テレビの時は綺麗だったのに。

食事のために一時中断。


正常に再生されることが分かったので、DVD+HDレコーダーの2号機を発掘してきてLDプレイヤーと接続します。


そして、レコーダー側で録画開始。LDプレイヤー側の再生開始。久しぶりの「エースをねらえ!」ですが、ほんと名作です。出崎統監督の演出は、唯一無二です。

再生から約52分のところでA面からB面へ自動的に切り替わります。以前使っていた「PIONEER DVL-9」なら3秒程度で切り替わったはずですが、この「CLD-R5」は5秒掛かっても切り替わりません。そろそろ待ちくたびれそうになった時にようやくB面に切り替わり再生されるのですが、冒頭の10秒くらいのシーンを延々とリプレイします。

なんじゃこりゃ!!

と怒りを抑えて「停止」ボタンを押し、再び「再生」ボタンを押すと、ウイーンウイーンウイーンと嫌な音がするだけで、円盤が回る音がしません。取出しボタンを押しても無視されます。

電源を切ってもやり直してもダメ。電源ケーブルそのものを抜いて、挿してもダメ。

虚しく「E0」がパネルに表示されるだけ。円盤を取り出すことすらできない。

なんじゃこりゃ!!!!!

LDの1枚目、それもA面を再生しただけで壊れた。

追記.

11月6日 Amazonのアカウントサービスで返品処理。取り込まれたLDを返却してくれるように記入。
11月8日 着払いで発送。
11月10日 Amazonから連絡有り。LDの取出し不可能。(補償代わりに500円クーポン)
11月11日 返金処理完了のメールが届く。



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