Amazonマーケットプレイスで購入したLDプレイヤーをAVアンプに接続した時に、プロジェクターから映像が出てきませんでした。コンポジットAVケーブルでAVアンプに接続した場合は、コンポジットAVケーブルでプロジェクターに接続する必要があったのです。
収納箱からごそごそと一番長いコンポジットAVケーブルを発掘してきて、AVアンプとプロジェクターを接続してみるとあっさりと映りましたが、ケーブルの長さに余裕がないため、後々いろいろと問題が起きそう。HDMIのケーブルも余裕を持たせたいため、LDプレイヤーの動作確認をしている最中にAmazonでポチッしました。
AVケーブル 1ピン-1ピン 7m FVC-124-7m
ところがポチッした30分後にLDプレイヤーが壊れてしまい「要らんもの」になってしまいました。AVケーブルに関しては超断捨離で大量に捨ててしまい、その中には延長させて使うものもあったため、“とりあえず残しておく”をやっていた時は“ちょっと試す”にはちょうど良かったのですが、捨ててしまうと“ちょっと試したい”時に困りますね。
Amazonベーシック ハイスピードHDMIケーブル – 7.6m
今どきのAV機器はHDMIケーブルを使うのが一般的にですので、今後はこのケーブルが増えてしまうかもしれません。
さてここからが本日の本題です。
LDを再生した時に「?」と思ったのがこれです。表示される映像が小さいのです。プロジェクターが入力信号に合わせて自動的にアップコンバートしてくれるかと思ったのですが、コンポジットAVケーブルから入力された場合はSDサイズで表示されます。レンズ側でズームさせてもこの大きさが限界でした。
いきなり壊れたLDプレイヤーのことはひとまず置いておいて、βとVHSをフルサイズで表示させるにはどうしたら良いいのでしょうか。古い液晶テレビに接続してあるため、そんなことはどうでも良いのですが、興味本位でやってみたい、試してみたいという性分ですから、気になったら確かめなければ気がすみません。
「コンポジット to HDMI アップコンバート」で検索すれば、それようの装置が見つかります。要するに古いAV機器と新しいAV機器の間にその装置を挟むことでHDサイズになるのです。価格は4000円前後でしょうか。
LDプレイヤーに接続したDVD+HDレコーダー2号機はアナログ放送時代のものでしたが、3号機は地デジ放送移行期のもので、アナログとデジタル兼用です。
パナソニックのサイトから「DMR-XP11」の取扱い説明書をダウンロードして、入出力端子を確認。テレビへの接続方法が2種類あります。古いテレビにはコンポジットAVケーブル、新しいテレビにはHDMIケーブルを使います。前者だとSDサイズ、後者だとHDサイズ(ハイビジョン)になるわけです。
しかし、不思議なことに入力端子はコンポジットしかありません。アナログからデジタルへの移行期に発売された兼用機ゆえにもしかしたら…
検証すべき事柄はコンポジット入力された映像をHDMI出力できるのか? それは「コンポジット to HDMI アップコンバート」の機能の有無と同義です。
さっそく検証してみます。
まずは「DMR-XP11」をHDMIケーブルでAVアンプに接続させてプロジェクターから映像が出るのか確認。フルサイズで地デジ放送が映りました。ニュースやバラエティ番組をスクリーンで観ると変な感じがしますね。映像にはそれぞれに適切なサイズがあるのかもしれません。
βのデッキとVHSのデッキをAVセレクターに接続、AVセレクターを「DMR-XP11」に接続。ここまではコンポジットAVケーブルです。そこから先はHDMIケーブルになります。
VHSのデッキが壊れると困るため、検証目的を兼ねて過去の遺産をダビングします。さて、どうなるのでしょうか。どうか映りますように。
フルサイズで映し出されました。ダビング中に画面の設定をいじくると問題が起きるかもしれないため、とりあえずこのままダビングを続行。
ダビング後に画面設定を変えて再生してみると、懐かしの縦横比4:3の映像がスクリーンいっぱいに表示され、これまた変な感じです。ワイド(16:9)が普通になってしまうとスタンダード(4:3)は窮屈な感じがしますね。
DVD-Rにコピーしてブルーレイプレイヤーで確認してみましたが、特に問題なく正常に再生されます。
ということで「DMR-XP11」を経由させれば、βとVHSもHDサイズでスクリーンに投影できます。
過去のアニメ作品は版権の問題でいろいろあるのか、ブルーレイで発売されないものが多いですね。この「うる星やつら オンリー・ユー ノーカット版」も発売されていません。DVDすら新品を買うのは不可能です。