大分県遠征「国東半島と佐賀関」

2011年12月10日~11日

大分県遠征の後半の三日目は国東半島を観光しながら大分市へ向います。そして四日目は大分市内観光をした後に佐賀関からフェリーで愛媛県の三崎へ渡り大洲まで走ります。

大分県遠征の走行ルート

20111208九州編「由布院~日田」
20111209九州編「日田~中津」
20111210九州編「中津~大分」
20111211九州編「大分~佐賀関」
20111211四国遠征「三崎~大洲」


ホテルの朝食バイキング、いつもより少な目なのは遠慮したわけではなく、昨日は一日中食べ続けていたのでどうも腹があまり減っていないようだから。


さて、今日も張り切って行きますかとホテルの玄関隣でブロンプトンの後ろ三角をくるっと回すと、ベチャといつもとは違う変な音が…。なんとパンクしています。昨日の雨中走行で何か踏んだのかな。でも昨夜はなんとも無かったような。タイヤが固くてチューブを取り出すのに一苦労どころか直せないんじゃないのか思えたほどの滝汗作業。なんとか取り出して空気を入れて穴がどこに開いたのか調べてみるも、空気が漏れる気配なし。スローパンクチャーとはやっかいなことになった。タイヤを一通りチェックしても原因不明。とりあえずチューブを交換して様子見。ここでの作業時間55分。


今日は国東半島の観光サイクリングです。まずは宇佐神宮を参拝します。「宇佐神宮は全国に4万社あまりある八幡様の総本宮で、八幡大神(応神天皇)・比売大神・神功皇后をご祭神にお祀りし、725年に創建された」とのこと。


なぜか境内にSLが展示されています。


国東半島の山岳コースに突入する前に「パンク修理セット」と「フロントライト」を入手。実は、中部国際空港でパンク修理に必要なゴム糊を没収されたのです。この後もパンクという悲劇に遭う可能性があるため「パンク修理セット」を購入。そして、昨日の雨中走行が原因なのかキャットアイのフロントライトが壊れてしまったので代替品を購入。朝のパンク修理と合わせると計1時間30分のタイムロスです。今日の予定コースを漏れなくこなそうとするとギリギリのスケジュールなのに…


あまりゆっくりできませんが、入場料を払って豊後高田市の「昭和ロマン蔵」をぶらぶらします。ここには懐かしいものがたくさん陳列されています。ここ数年の昭和ブームの象徴みたいな博物館です。


私より少し上の世代の人たちに受けそうなアイテムがたくさん展示されています。


アイドル全盛期のEPレコードを見入るシニアさんたち。誰もが「懐かしいなぁ」と呟くコーナーであることは間違いありません。


えっちらおっちらひたすら上ってやってきた場所は「熊野磨崖仏」です。


長い長い険しい階段上ると目の前にデーンと現れたのは「大日如来」。


そしてこちらが「不動明王」。平安時代末期に造られたらしい。


城ハンターとしてはブロンプトンの観光サイクリングから城巡りを外すわけにはいきません。ということで「杵築城(きつきじょう)」に立ち寄ってみました。今日の大分県の天気予報は「晴れ」でしたが、国東半島の北側は福岡県の「曇り時々雨」の予報そのもので、南側は大分県の予報通り。大分県の天気は難しい…


杵築城からの眺め。大分県遠征3日目でようやく晴天になりましたが、そろそろ西日になっています。時刻は既に午後3時。ここから大分駅まで気合を入れて走ります。


別府港で「フェリーさんふらわあ」を眺めながら小休憩。大阪・神戸はフェリーを使って九州に来ることができるので便利ですよね。なぜ名古屋からはフェリーが無いのでしょうか…


17時8分、大分駅近くの宿に到着。大分市に来たら「とり天」を食べたかったので、フロントで情報収集。大分駅構内で「とり天定食(830円)」をいただきました。これだけでは物足りなかったので…


美味しそうなパン屋さんの誘惑に負けてついついカレーパンを2個確保して夜食にしました。

中津~大分
距離:111.73km
平均スピード:19.5km/h
高度上昇値:851m
平均気温:6.2℃


大分市は大分県の県庁所在地であるわけで、観光よりはビジネス向けのホテルという雰囲気。価格も同系列のホテルに泊まった前日よりも1000円高い割には、朝食バイキングはちょっとイマイチかな。普通はこれで十分すぎるのでしょうが。


今日は少し早めに出発して、まずは「府内城跡」を散策します。水面の反射が良い感じ。


次に向った場所は当初の予定には無かった「大分県護国神社」です。偶然にもこの神社のことを昨夜のニュース番組で見て「これは行くしかないでしょ」という雰囲気でやってきました。


「日本一の大熊手」は間近で見るととても大きいです。


こちらは「日本一の大はまや」。辰の絵馬も巨大です。


「願いごと叶い矢」で願うことは、もちろん「ブロンプトンで全国制覇ができますように…」。


そして「辰」の大絵馬。とにかく迫力ありますね。「巨大熊手」「大はまや」「願いごと叶い矢」「大絵馬」は一見の価値ありです。大分市内観光をもう少し楽しみたいところですが、そろそろ佐賀関へ向います。佐賀関から愛媛の三崎へ渡るフェリーが1時間毎に出航しているとはいえ、10時のフェリーに乗れば午後からは余裕があり、11時ならギリギリ、12時の出航はなし、13時だと完全にアウトという状況になります。


しゃかしゃかと追い風にのって佐賀関に到着。といっても岬の根元ですので、「佐賀関に行った」ことにはなりません。時刻は9時44分ですので10時のフェリーに乗船可能ですが、観光パンフレットを昨夜眺めていたら「関さば、関あじ」が美味いらしいので、大分のラストグルメはそれにしようかなと予定変更。しかし、岬の先端にも行きたい。先端までの往復は約12kmですので、10時30分までには戻ってきてフェリー乗り場で「関さば、関あじ」を食べればいいかと走り始めます。


ところが、写真の様な気持ちが良い海沿いの道がずっと続くというのは甘い予想で、アップダウンの連続で最後は超激坂。とうぜんながらテクテクと歩いて岬の先端らしきところに到着。しかし、先端へ向う道路は存在せず、遊歩道のような階段をひたすら下り…


ようやく海が見える「波舞の坪展望台」に到着。


海沿いの道はなぜかアップダウンが連続するものです。


フェリー乗り場に戻りチケットを購入しているとフェリーが到着。残念ながら「関さば、関あじ」を食べる時間はなくなりました。


さらば大分、また来る日まで。チケット売り場の売店で購入したポッキーとモナカアイスを食べ、しばしの睡眠。


こんにちは愛媛県。時刻は12時27分、三崎港をスタートしますが、大分は晴れていたのに愛媛に上陸した途端に妙な空模様です。


三崎港からすぐに上り区間に突入です。ここから約35kmもアップダウンが続き、平坦区間は殆どありません。激坂というわけではないので、ロードなら気持ちよく走ることができるかもしれませんね。


ときどき景色が良いところがあるので、それなりに楽しみながら走ることができますが、ひたすら約35kmも走るのは疲れます。


もうそろそろ疲労がピークというタイミングで「みかん専門店」と書かれたショップがあったので覗いてみました。このソフトクリームは12種類の凍らせた果実から3種類チョイスして、ミキサーで細かくしてからバニラアイスと混ぜ混ぜしたものです。このソフトクリームはとても美味いですよ。間違いなくお勧めです。みかんソフトクリームで元気になったところで大洲に向ってラストスパート。


あと少しで大洲という地点で現れた「夜昼トンネル」。地図を見る限り普通のトンネルかと思えたのですが、ものすごく嫌なオーラが漂っています。車が途切れたタイミングで気合を入れて飛び込みましたが…


ものすごく怖いトンネルでした。もし地元民なら自転車では通らないと思う。まるで愛知の伊勢神トンネルのような命がけの通行です。


四国遠征の時に立ち寄った大洲城に到着。ここが今回の遠征の暫定ゴールでもあります。時刻は15時43分。なんとか予定していた16時には間に合いました。


伊予大洲駅から松山駅行きのローカル列車に乗ります。


夜間走行はしないというルールを少し破りましたが、松山駅から松山空港まで5.4kmを気合を入れて走り無事ゴール。

今回もいろいろと思い出深い遠征となりました。

大分~佐賀関
距離:42.43km
平均スピード:18.6km/h
高度上昇値:367m
平均気温:9.5℃

三崎~大洲
距離:54.27km
平均スピード:18.5km/h
高度上昇値:684m
平均気温:9.3℃

松山駅~松山空港
距離:5.40km
平均スピード:21.6km/h
高度上昇値:0m
平均気温:11.3℃

交通費
名鉄 新安城-中部国際空港 1100円
ANA 名古屋(中部)(08:00) – 大分(09:20) 旅割B 14,200円
高速バス 大分空港-由布院駅 1500円
フェリー 佐賀関-三崎 1040円
JR 伊予大洲-松山 920円
ANA 松山(20:00) – 名古屋(中部)(21:00) スーパー旅割 11200円
名鉄 中部国際空港-新安城 1100円



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