春の伊勢志摩サイクリング

今年の桜の開花は非常に遅れていますが、ようやく春らしい気候になってきました。春日和のサイクリングの舞台としては、気持ちよく走ることができる「海岸沿い」のルートが適しているため、鳥羽の「パールロード」を走ってみることにしました。

本日のルートマップ

春の伊勢志摩サイクリング

まずは鳥羽駅まで輪行。鳥羽市から「パールロード」を走った後は「大王崎」と「ともやま公園」の絶景を拝みます。そして「おうむ岩」に立ち寄った後、ゴールの伊勢市へ向かう山岳コースを走り、宇治山田駅から輪行で帰宅。


三河安城駅からJR、名古屋駅で近鉄に乗りかえて鳥羽駅に到着。8時45分ごろスタート。


「パールロード」の沿道には椿が植えられているため、もう少し早い時期に訪れていたら奇麗な椿を眺めながら走ることができたかもしれません。


春の行楽日和ということもあって、数多くのファミリーカーが「パールロード」を走っています。以前は有料道路でしたが、無料化されたことで自転車も走ることができます。ちょうど中間地点に「パールロード鳥羽展望台」があったため、立ち寄ってみると、なかなかの良い景色です。

今日は移動のための4時30分起きでしたので、そろそろお腹が空いてきました。何かレポートのネタになるものは無いものかと探してみると「ご当地グルメ『とばーがー』」と書かれた幟が…。


「とばーがー」には数種類あるみたいですが、この「パールロード鳥羽展望台」では「伊勢えびコロッケバーガー」を食べることができます。価格は600円とちょっと高めですが、口の中にまとわりつく濃厚なコロッケでした。パン生地も堅めですので食べ応えあります。


「パールロード」は無料化されても路面状態は良好に保たれているため、ロードバイクならば気持ちが良い速度で走ることができ、“走り”そのものも楽しむことができるかもしれません。

「パールロード」の終点を左折して国道を走って「大王崎」へ向かいますが、この先に何があるのでしょうかと思いたくなるほど、地方道の割には交通量が多いです。伊勢志摩に来たら一通り全部立ち寄ってみるかという観光客が多いのかもしれませんね。伊勢市を起点にして、ぐるっと全て回っても150km程度ですから、車ならば大した距離ではありません。


11時35分、「日本の灯台50選」に選ばれている「大王埼燈台」に到着。観光客で混んでいる様子はありませんが、中に入るのに参観料が必要だったため、外観だけ眺めて撤収。


「大王埼」には明治のころから多くの画家が訪れたそうで、大王町は「絵かきの町」を宣言しているらしいです。


12時28分、「ともやま公園」の登茂山展望台に到着。ここからは次郎六郎海岸の絶景を拝むことができます。そして、桜が今年の開花の遅れとは無縁の如く既に五分咲き程度になっているため、沿道の桜を見ながら走ることができました。


こちらが「桐垣展望台」からの眺め。


驚くことに「ともやま公園キャンプ村」の桜は既に満開状態です。この辺りは暖かい気候なのでしょうか。


「ともやま公園」は桜鑑賞スポットの穴場かもしれません。

桜も見ることができたので、そろそろ伊勢市に向かいますが、ルートとしては交通量が多めの国道または市道(?)の二択です。焦る必要はないので市道を選択。しかし、予想外のアップダウンの連続でプロンプトンでは結構疲れます。鵜方駅周辺からは国道を走り、道の駅「伊勢志摩」で遅めの昼食タイム。


伊勢周辺に来ているのですから、やはり「伊勢うどん」は外せません。「伊勢うどん+鉄火丼(小) 900円」をいただきました。この伊勢うどんには「汁」がありません。濃厚なタレを麺に絡めて食べるのですが、なんとも不思議な食感。


ここまでは予定通りのスケジュールで進行しているため、「おうむ岩」に立ち寄ってみることにしましたが、予想外の激坂ヒルクライムコースでした。えっちらおっちら上ると何故か展望台に到着。「おうむ岩ってどれ?」と探しますが、とりあえずは景色を堪能。

ここで慌てず周囲をチェックすると、何やら「鸚鵡岩」と書かれた看板らしきものが…。怪しげな細い道を下ると…。


ありました。「語り場」で声を発すると…


約50m離れた「聞き場」まで声が届くらしい。


この幅127m、高さ31mの一枚岩が音を反射させているらしいのですが、「語り場」からこの岩までも結構な距離があります。

さて今日のラストとしては、BBとクランクを交換したことによる効果がどのくらいあるのか確かめるために、賢島から伊勢市に向かう峠越えの県道32号(伊勢道路)を走ります。地図を見る限り単なる山間地コースと思っていましたが、どうやら伊勢市への近道として定番らしくて、道幅がそれほど広いわけでもないのに交通量が非常に多く、ストレスが溜まります。その中をえっちらおっちら上っていくわけですが、感覚としては「フロント44T、リア15T」を「フロント46T、リア13T」に交換した割には同じような負荷で上っていけます。BBとクランクだけではなく、ハンドルとタイヤも交換済みで、さらにリアキャリアと泥除けも撤去してあるため、それらを全て含めて「以前よりは重いギア比で上れるようになっている」となります。

峠を越えて快適なダウンヒルを楽しんでいると、なんと伊勢神宮(内宮)の手前3km地点から大渋滞です。まったく車が動いていません。渋滞の車が路肩寄りに停まっているため、慎重に路肩を徐行走行&押し歩きでなんとか突破。しかし、予定外の大幅なロスタイムが発生したため、最後は非常に焦り…


なんとか16時頃に宇治山田駅に到着。

走行距離 : 94.35km
高度上昇値 : 1,446m
平均速度 : 19.2km/h
平均気温 : 12.1 ℃
所要時間 : 7時間18分

交通費
三河安城駅-鳥羽駅 460+2950円
宇治山田-三河安城駅 1410+460円



関連エントリー