FP3級を受験(合格!)

自転車遊びの頻度を下げてしばらくは新しいゲームに取り組むことにしました。

世間には多種多彩な「検定」がありますが、とりあえず生活や仕事に役に立つものを“興味”“日程”“費用”“難易度”を検討して可能な限りエントリーしていきます。それで食っていこうというわけではないため、あくまでもクリアすることが目的ですから自転車遊びの「ブルベ」みたいに気軽に取り組みます。よってDNSもあります。

パパッと目ぼしい検定の日程を調べてみると2月、3月に集中していてどれを受験しようか悩みますが、まずは1月に実施される検定を調べてみたところ「FP3級」がありました。正式名称は「ファイナンシャル・プランニング 技能検定 3級」というもので、テレビ番組などで見かける「ファイナンシャル・プランナー」という肩書の人たちのための検定試験のようなものです。仕事上の肩書が欲しかったら「1級」まで取得する必要があるかもしれませんが、個人的な知識習得のためなら「3級」で十分かもしれません。

「知らないことで損をする」は世の中には溢れているので、「ファイナンシャル・プランニング 技能検定 3級」レベルの知識は持っておいた方が良いです。

「ファイナンシャル・プランニング 技能検定 3級」を受験対策に必要な書籍は2冊です。


みんなが欲しかった! FPの教科書 3級 2017-2018年 (みんなが欲しかった! シリーズ)
みんなが欲しかった! FPの問題集 3級 2017-2018年 (みんなが欲しかった! シリーズ)

夕食後に“ながら”で「みんなが欲しかった! FPの教科書」を読み進めましたが、所要時間は6時間くらいでしょうか。この時点で得意不得意の分野が明確になりますが、「真剣に勉強する」でなければ「経験値」が全てかもしれません。それからその分野に興味があるのかないのか。私は相続の時にいろいろと自分でやったため、ある程度の知識は既にありますし、日ごろから税制度に不満を持っているためその分野も多少は知っています。しかし、資産運用とか保険に関してはさっぱりです。

「教科書」を一通り読み終えて、次に「問題集」に取り掛かりますが、「問題集」を開いたのは受験日の前日になってのことです。なかなかエンジンが掛からずにようやく自室に籠って問題を解き始めたのが午後1時過ぎ。途中で飽きて1時間休憩などで正味4時間程度。

「FP3級」にも「午前」と「午後」があるのですが、午後の「実技試験」の過去問題に辿り着けず、受験日を迎えました。教科書を“ながら”読みした程度で合格するほど簡単ではないような気がしたため、次回のための“下見”のつもりで受験会場へ。

希望受験地を「岡崎市」で申し込みましたが、なぜか「豊橋市」です。豊橋鉄道に乗り換えて「愛知大学前駅」で降りると思いのほか大勢の若い人が愛知大学に入っていきます。その人たちは学生ではなく「FP3級」「FP2級」の受験者でした。平均年齢が低すぎます。今さらシニアで受験するのは「老後のために必要な知識習得」という趣味の人たちかもしれません。

ダメもとで受験した「FP3級」ですが、意外にも午前の部がすらすらと解けてしまい、45分ほどで完了。60分経過で退室可能になるため、最長で午後のための勉強を「60分+90分」できます。

「退室可能です」というアナウンスとともにゾロゾロと退室していきますが、居残りは3割もいないような。悩んで頭をひねっても解けるものではないため、60問解くのに60分あれば十分なのかもしれません。

休憩室は無いものかと探してみますがどこも閉鎖されていて使えません。極寒の廊下で「問題集」を広げて勉強する面々に混ざって勉強しますが、寒さでガクガクと身体が震えてとても勉強などできません。30分ほどでギブアップ。午後の部の試験会場に入れるようになってから急ピッチで勉強しますが、かなり早い時刻から「荷物を片づけてください」とアナウンスされ、ちょっと不安。

午後の「実技試験」の問題をぱっと見すると「わっ難易度高そう」と思えましたが、見た目に騙されて実際の設問は意外にも簡単です。いや簡単すぎます。午前の部を突破した人向けのサービス問題のオンパレードです。「えっこんなんで良いの」と思いながら40分掛からずに完了。「これはもしかしたら!?」と大いなる期待を抱きながら帰宅。


模範解答が午後5時30分にホームページに掲載されるため、ドキドキしながらその時を待ちます。

模範解答:2018年1月試験

そして自己採点…

午前 50/60
午後 47/50

合格基準が「午前 60点満点で36点以上 午後 50点満点で30点以上」ですので、勉強時間が少ないわりに好成績でした。

「日本健康マスター定ベーシック」に引き続き「FP3級」もクリアです。次なるターゲットは2月下旬です。本来なら早めに取り掛かるべきでしょうが、忘れるのも早いためギリギリになることは間違いありません。

3月12日 追記

一般社団法人金融財政事情研究会から大きな封書が届きました。自己採点では「合格間違いなし!」ですが、マークミスなどのポカが無いとも言い切れずドキドキしながら開封します。


技能検定合格証書

これで「三級ファイナンシャル・プランニング技能士」という肩書を手に入れたことになります。「だから何?」という程度のことですが、資格検定ゲームを1つクリアです。


大きな封書の中に小さな封書が同封されていて、その中身は「採点表」です。「合格した」で済ますのではなく、不得意分野があるのなら復習しておきましょうということなのかもしれません。

ライフプランニング 9/10
リスク管理 9/10
金融資産 7/10
タックスプランニング 7/10
不動産 9/10
相続・事業承継 9/10

不動産登記を含め相続関連を自分で殆どやったことが経験値になっているため、「不動産」「相続」に関する分野は容易いのですが、もともと興味が無かった「金融資産」と複雑な「タックスプランニング」は頭に残らず途中で嫌気がさしてきたくらいです。

興味がない分野は覚えてもすぐに忘れてしまう可能性は高いですが、なんとなく記憶の片隅に残っていれば「そういえば」と「FP3級」のテキストを読み返せば役に立つこともあります。

「何も知らない」と「なんとなく知っている」では大きく違います。余分に稼ぐことができなくても余分に払わされることは防ぐことができます。自分でやれることをやれば費用を削減できます。複雑怪奇な税の仕組みを理解すれば「還元」「控除」を活用して「払う必要のない税金」を防げます。

足りない分は催促されますが、余分に払った分は自分で手続きしない限り返してくれません。それが税金です。そのようなことを勉強できるのが「FP3級」だと思います。あくまでも自分のための勉強です。



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