丹後半島と若狭湾、そして京都三条大橋へ

2013年10月13日~14日

島根、鳥取を攻略した後は、丹後半島をぐるっと周って伊根の舟屋に立ち寄り、天橋立、舞鶴、小浜を観光、そしてゴールの京都三条大橋を目指して鯖街道を走ります。

走行ルート
島根~鳥取~京都
20131011松江~倉吉 100.9km(299m)
20131012倉吉~豊岡 136.3km(1276m)
20131013豊岡~東舞鶴 143.6km(1308m)
20131014東舞鶴~京都 118.9km(1038m)+8.3km(45m)

三日目


「朝食バイキング」とは思えないほどシンプルな朝食です。腹が満たされないためパンもいただきましたが、意外にもパンが美味しくて腹いっぱいいただきました。「パンが美味い」パターンが最近多いような。


今日は豊岡から丹後半島をぐるっと周って舞鶴まで走るため早めにスタート。「朝起きは三文の徳」のごとく幻想的な景色を見ることができました。社員旅行でも見たことがありますが、日本海側は「雲海」が発生しやすいのでしょうか。


最初の峠道を越えて京都に突入。


鳴き砂で有名な白砂青松の景勝地「琴引浜(ことひきはま)」。駐車場の入り口には「鳴き砂は今日は鳴きません」と書かれた看板が設置されていました。有料駐車場に車を停めた観光客から「砂が鳴かないぞ」とクレームをつけられるのを回避したいという思惑でしょうか。


鳴かない鳴き砂でも良い景色には変わりはありません。


「琴引浜の鳴り砂を守る会」のご苦労により、この綺麗な砂浜が維持されています。


日本中にある「○○松島」が丹後半島にもあります。宮城の松島に似ているから「丹後松島」と名付けられたらしいのですが、正直言って似ていないと思います。ただ、本家の松島が「感動するほど美しい景色である」とは思えなかったので、このような風景は「○○松島」と名付けても良いのかもしれません。

「○○半島」の海沿いの道路にアップダウンはつきもので、琴引浜から伊根町までの区間約45kmは結構キツイです。


駐車場から「経ヶ岬灯台」まではハイキングとなりますが、結構な時間を要します。経ヶ岬での滞在時間は、なんだかんだで40分ほど。経ヶ岬灯台を見ても「ショボイ灯台だな」という感想ですが、日本には5ヶ所しか存在しない「第1等灯台」だそうです。経ヶ岬灯台は建物が小さくても一番大きい灯台レンズを使っているということのようです。


アップダウンの連続で心身ともに疲れを感じたころに待望の風景が目の前に現れます。


伊根の舟屋

伊根の舟屋(いねのふなや)は、京都府与謝郡伊根町の伊根地区にある民家の種類のひとつであり、伝統的建造物である。船の収蔵庫であると共に住居の役割も持つ。舟屋から見る海の景観、海から見る舟屋の景観が美しいため、伊根町の代表的な観光スポットとして観光客が多く訪れる。また、近年では伊根町内での映画やドラマのロケがあり(男はつらいよ 寅次郎あじさいの恋、釣りバカ日誌5、連続テレビ小説 ええにょぼ等)、全国に名が知られている。舟屋は江戸時代中期頃から存在しているものと見られる。舟屋は2000年現在、238棟が確認されている。特徴としては基本的に「海への開口」、「妻入り」の2点である。こうした特徴が評価され、漁村では全国で初めて国の重要伝統的建造物群保存地区の選定を受けている。
wikipedia

日本一周ルートから天橋立をカットするかどうか悩み、何度も行ったことがあるからいいやと、丹後半島をバッサリとカットして、豊岡から竹田城を経由して福知山を通り京都へ向かうことにしていましたが。。。


この風景を見たいために丹後半島をぐるっと周ってきました。他では見ることができないだけに一見の価値ありです。


道の駅「舟屋の里」のレストランで「海鮮丼」を予定していましたが、激混み状態。全ての軽食コーナーも注文待ちの大行列ができていて、大幅にテンションダウン。道の駅の手前の駐車場の片隅にあった食事処で「うどん」をいただきましたが、激混み対策で急きょ用意したのかプレハブの簡易的な建物でした。


日本三景の一つ「天橋立」。

宮城の松島、京都の天橋立、広島の宮島(厳島)。

宮島の厳島神社には参拝したことがあるため、ブロンプトンの旅では宮島の近く通っても宮島には渡らずスルーしました。しかし、松島、天橋立に立ち寄ったことで宮島をどうしようか改めて悩むことになります。


写真では観光客が少ないように思えますが、周辺道路が渋滞を起こすほど天橋立は観光客で溢れています。昔から変わらず観光名所のようです。なお「股のぞき」の展望台にはいきません。(何度も行ったことがありますので)


安寿と厨子王丸


田辺城城主 細川幽斎公 イメージキャラクター「ゆうさいくん」。(細川元首相は細川幽斎の子孫です)


関ヶ原の合戦の前哨戦の舞台となった田辺城(舞鶴城)。写真は平成4年に建てられた城門。


海上自衛隊舞鶴地方隊の見学時間は「10時~12時、13時~15時」。舞鶴到着時には既に見学時間が終了していました。近くで見たかったのに残念。


舞鶴赤れんがパーク。舞鶴の赤れんが倉庫群は国の重要文化財に指定されています。


17時20分ごろに宿に到着。本日の晩御飯も近くのスーパーで購入。総額837円なり。

四日目


おはようございます。 シンプルな朝食です。7時20分ごろにスタート。


宿から20分ほどで福井県に突入。朝から交通量が非常に多くて嫌になってきます。


小浜市の手前でこのような自転車道を発見。若狭自転車道(小浜大飯高浜自転車道)は、もっと手前の高浜町の城山公園から続いていたようですが、全く気が付きませんでした。高浜町の「城山公園」から小浜市の「明通寺」まで続く全長41kmの自転車道ですから、海沿いの景色を楽しむサイクリングになりそうですね。


穏やかな景色。


NHK連続テレビ小説「ちりとてちん」のロケ地「マーメードテラス」。このドラマを観たことがないため、どのようなシーンでここが使われたのかさっぱり分かりません。


小浜の古い町並み散策。越前国敦賀から丹後国宮津までの区間が「丹後街道」と呼ばれているようです。


ドラマを観ていた人なら「へぇ、ここがそうなんだ~」となるのでしょうね。


何か特徴が無いとよくある古い町並みになってしまいますね。


若狭鯖街道熊川宿。なぜか今日は強い向かい風。


熊川宿は古い建物が数多く現存している貴重な旧宿場町ですが、大々的にアピールしているわけでもないのか、ちょっと地味な感じがします。観光客が多くて騒がしい旧宿場町に比べて、ここは落ち着いて町並みを楽しむことができます。


朝食が少なすぎて既に腹ペコですが、軽めに「おろしそば (550円)」をいただきます。


快適な道路に見える鯖街道ですが、実はものすごく不快です。ブロンプトンで日本全国を旅していますが、これほど不快に感じる地区はありません。京都府だけではなく、滋賀県および福井県の京都寄りの地区も同様ですので、京都ナンバーの車のマナーの悪さは日本一と断言できます。珍しくマナーが良い車が通ったかと思えば、それは京都ナンバーではないというケースが何度か。

京都エリアを二度と走りません。


ゴールの京都三条大橋に到着。これで日本一周のBルートに接続完了です。

この先は滋賀、三重、愛知、静岡、神奈川、東京、千葉、茨城、栃木、福島、山形、宮城、岩手、そして北海道に続きます。

早々に新幹線に乗車して、最後は三河安城から自宅まで自走。16時50分ごろに帰宅。


最後の最後で京都らしい良い写真を撮ることができたので、終わりよければ全て良しといった感じでしょうか。(撮影の許諾をいただいております)

今回の遠征は距離508.0km、獲得標高3966mでした。

交通費 : 20,570円
宿泊費 : 19,525円
観光 : 600円
食事、おやつ、ドリンク : 5,596円
合計 : 46,291円



関連エントリー