連続テレビ小説「なつぞら」は第100作の記念作品らしく豪華出演陣とエピソード満載で、序盤から終盤まで楽しめました。100回記念のスペシャルドラマを半年間観ていたような雰囲気で、1話たりとも見逃すことはできないストーリー構成でした。ほぼ毎日、遅くても2、3日後までには観た朝ドラは初めてのことです。序盤から食いつく視聴者が多かった最大の要因は「草刈正雄」かもしれません。
これでもか!とエピソードをストーリー構成に詰め込み過ぎて、話の膨らせ具合が少々足りない印象を受けたエピソードもありましたが、それぞれを念入りに描いては主人公が出てこない話数が増えすぎ、さらに半年ではなく1年間必要かもしれません。残り1か月間になっても「残された宿題」が多すぎて、どうやって話をまとめるのか、そればかり気になる日々。広げた風呂敷を畳むべきところは畳み、登場人物のそれぞれの話がこれで終わるわけでもないため、それぞれの人々のこれからを予想させる雰囲気で幕を下ろす。最後までスペシャルドラマという作風で良かったです。過去のヒロインたちがちょい役でも出演していましたが、「出演してもらう」基準が何だったのか今さらながら気になります。
ちなみに過去の作品で全話観たのは「あさが来た」と「ひよっこ」です。その他は、途中から「総集編で良いか」と観るのをやめたり、録画しておいてまとめて観るつもりが溜めすぎて「まっいいか」のパターンです。
「連続テレビ小説」第101作目「スカーレット」が始まりました。記念ドラマのようなお祭り感はなく、いつも通りに地味な展開で進んでいますが、今回も子役が良い演技をしています。いつものように数話観ても話が殆ど進まなければ「総集編で良いか」となりそうな気がしないでもなく、とりあえず「連続テレビ小説 スカーレット Part1 (1) (NHKドラマ・ガイド) 」を買ってみました。