楽しみにしていた「頭文字D THE MOVIE」を3連休最終日に観てきました。
まずは全般的な感想として「まさに最高のB級娯楽映画!」でしょうか。
次に、エピソードてんこ盛り、よくぞここまで詰め込んだと妙に感心。
セカンドステージまでの数多くのエピソードを、本来の前後関係など無視して上手いことストーリー立てている。
非常によく考えられたシナリオでムダが殆どありません。どちらかというともう少し余裕が欲しいくらいです。(86がエンジンブローするエピソードは結構重要だと思うけど、この「THE MOVIE」では文太があっさり乗りこなし方をレクチャーしてしまうetc)
頭文字Dを良く知っている人ならば「上手いことまとめたな」と感心するだろうし、全く知らない人ならば単純に面白い娯楽映画だと思うでしょう。
キャスティングがこれまた妙に原作の雰囲気に合っているところがスゴイ。
日本人は鈴木杏だけで、若手香港スターがズラリ登場(私は全く知らないけど)。
(エキストラは日本人?)
「なんで香港スターなの?」と大いに疑問と不安を持った人はきっと多いハズ。
でも映画を見ればそんなことなど全然気になりません。
もしムリに日本のアイドルなんか起用していたら台無しだったかも。
予告を見た時、鈴木杏は「茂木なつき」のイメージに合っていると感じたが、本編を観ても全く違和感がありませんでした。
よくぞ鈴木杏を抜擢してくれた。まさに「茂木なつき」そのものです。
そして主役の藤原拓海を演ずるのは台湾トップスターのジェイ・チュウ。あまりにも普通すぎる青年「藤原拓海」を見事に演じています。高橋涼介、中里毅、須藤京一もかなり良い感じです。
文太がギャグキャラ、樹の異常すぎるぶっ飛びキャラでGSの店長の息子、涼介と毅が“お友達”etc、「THE MOVIE」オリジナルの部分は賛否両論あるでしょうが、これはあくまでも娯楽映画。(原作に拘る人は観ないほう良いかも)
原作が好きな人は、一歩引いて「こういうのもアリかな」と冷静に観てください。そして、車好き、走り好きなら観て損は無い。
ps.
劇場に行ったらパンフレットをぜひ購入しましょう。必読です。