菅野美穂主演の日テレドラマ「あいのうた」が始まりましたが、いきなり第一話から全てを見せすぎているような気がします。
『性格ブスには、愛が効くのか。』
絵に描いたような不幸、かつ性格ブスな女。
自分の人生を捨てようとさえ考えた彼女が、
なぜだか、あたたかな家庭で暮らすことになりました…
至上最高のお人好しな男。
最愛の妻を亡くしても子供たちと前向きに生きる彼が、
ある日、一人の女性を家で預かることになりました…
このドラマは…
一人の“性格ブス”の女の成長物語
一人の“お人好し”の男の愛と人生の物語
新しく生まれる家族の物語
コメディぽい恋愛ドラマを 菅野美穂 に演じさせたら、まさにツボを抑えた名演技。この手のドラマには 観月ありさ も欠かせませんが、“悲劇”が絡んでくると 菅野美穂 の方が上手くまとめ上げてくれるかも。
さて、「あいのうた」ですが、第一話を観るだけで先の展開が全て分かってしまったような気がするのですが、それは私の勘違いなのだろうか。
片岡優二(玉置浩二)は妻に先立たれ、3人の子供の面倒を見るために警察署の内勤に異動を自ら申し入れ、子供との時間を増やす。そこに自殺未遂をした松田洋子(菅野美穂)が流されるままに転がり込んでくる。(片岡の誘導か)
この展開ならば“性格ブス”の女が、片岡の家族と共に生活していくうちに、徐々に人間関係を築けるような性格に変わっていき、片岡と結ばれてパッヒーエンドになるんだろなと思えるのだが…
なんといきなり片岡が亡くなった妻と同じ病気で余命半年であることを視聴者に暴露。
当然の如く今の段階では病気のことを本人(と担当医)以外には知るものはいないのだが、第一話でいきなり「悲劇的なラスト」を予告してしまっては、この先視聴者は「どんな悲劇になるんだろう」なんて思いながら観るしかない。
半年間も片岡の家族も暮らすとなると子供たちに対して情が芽生えてくるわけで、ラストは「松田洋子の決断は?」で終わるのでしょうか。第一話の展開の速さで1クールも持つのか疑問ではあるのだが、暫く要チェック。